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バッファローやアイ・オーのNASでiOSリモート視聴対応

iOS版DiXiM DTV最新版。iPhoneで外出先から視聴可

DiXiM Digital TV for iOS Ver.2.0.0

 デジオンのiOS用DTCP-IPプレーヤーアプリ「DiXiM Digital TV for iOS(DiXiM DTV)」の最新版Ver.2.0.0が30日にApp Storeで公開された。アプリは1,000円だが、新機能のDTCP+を利用するには別途アドオンを500円で購入する必要がある(合計1,500円)。

 これを受けて、DTCP+対応NASを発売しているバッファローとアイ・オー・データ機器の両社も、DiXiM DTV for iOS Ver.2.0.0によるiOSからのリモート視聴への対応を発表した。

 バッファローは、今週発売開始したNAS「LS410Xシリーズ」で対応。2TBの「LS410D0201X」、3TB「LS410D0301X」を発売済みで、4TBモデル「LS410D0401X」は受注生産となる。

 アイ・オー・データは、「RECBOX + REMOTE」のHVL-ATシリーズ「HVL-AT2.0/AT3.0/AT4.0」と、HVL-Aシリーズ「HVL-A2.0/A3.0/A4.0」がDiXiM DTVによるDTCP+リモート視聴に対応する。ただし、HDL-AシリーズでDTCP+を利用するためには、別売のトランスコーダ「GV-TRC/USB」が必要となる。

バッファロー「LS410Xシリーズ」
アイ・オー「HVL-ATシリーズ」

 DTCP+によるDiXiM リモートアクセスサービスは、DTCP+対応のNASなどのサーバー機器に、宅外のクライアントからインターネット経由で接続することで、サーバー内のデジタル放送録画番組やビデオ、写真、音楽などのプライベートコンテンツの再生が可能とするもの。

 これまで、付属のWindowsパソコン用アプリケーション「DiXiM Digital TV 2013」や、富士通製Androidスマートフォン「ARROWS」の一部機種に限られていたDTCP+対応クライアントだが、iOS版DiXiM DTVの対応により、対応機器が大幅に拡大することとなる。

 ただし、対応クライアントが増えたとはいえ、現在のDTCP+は利用開始するためのハードルが高い。DTCP-IPムーブ対応の録画機(nasneやソニー、パナソニックのレコーダなど)や、DTCP+対応NAS、対応クライアントの組み合わせが必要だ。

【DTCP+によるリモートアクセスに必要なもの】

  • DTCP-IPムーブ対応レコーダ
  • DTCP-IP/DTCP+対応NAS
  • DTCP+対応クライアント

 また、ネットワーク回線やルータによってできない場合もある。対応製品メーカーなどが確認ツールや、動画確認済み機器リストなど公開しているので、それらの情報を参考にしてほしい。

(臼田勤哉)