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e-onkyo、オーディオファン向けハイレゾ楽曲「Audiophile」

「ひこうき雲」カバーなど。ハイレゾ作品は全23万曲に

第1弾作品の井筒香奈江「時のまにまにIII ~ひこうき雲~」

 オンキヨーエンターテイメントテクノロジーは4日、ハイレゾ音楽配信サービス「e-onkyo music」において、オーディオファン向けにセレクトしたという「Audiophileシリーズ」の配信を開始。第1弾としてアルバム3作品を発売した。3作品とも、楽曲は24bit/96kHzのFLACとWAV。アルバム購入の特典として、作品紹介とエンジニアからのコメント、制作機材などを記したサウンド解説がPDFで付属する。

 2005年のサービス開始から8年を迎えたe-onkyo musicは、10月現在で、24bit/96kHzや24bit/192kHz、DSDなどの配信楽曲数が約23,000曲となり、カタログ数は国内最大としている。

 一方で、ハイレゾ品質で収録されながら、ハイレゾ配信されていない楽曲も数多く存在することから、そうした作品の中からe-onkyo musicが作品を厳選、オーディオファンに向けたハイレゾ音源を「Audiophileシリーズ」として配信する。オーディオファンだけでなく、「ハイレゾの音がどういったものか、これから試される方々にも間違いなくお奨めできる、良質な作品」としている。

 第1弾の「時のまにまにIII ~ひこうき雲~」は、ボーカリスト・井筒香奈江が、スタジオジブリの映画「風立ちぬ」の主題歌となった「ひこうき雲」(荒井由実)などの名曲をカバーした作品。制作はレコーディング&マスタリングエンジニアの川瀬真司氏が担当している。価格は、単曲で315円、アルバムで2,205円。

 また、日本国内でも渡辺香津美らと共演するなど長い経歴を持つパーカッショニスト、クリストファー・ハーディの最新作「Light of the Ancients」(単曲300円/アルバム2,800円)と、ビクタースタジオのエンジニアでアルトサックス奏者の苫米地義久による最新作「Ballads 3」(単曲300円/アルバム2,800円)も配信。これら2作品は、ビクタースタジオのエンジニアで、“鬼太鼓座”などを数多く制作した高田英男氏がレコーディングを担当している。

クリストファー・ハーディ「Light of the Ancients」
苫米地義久「Ballads 3

時のまにまにⅢ ~ひこうき雲~/井筒香奈江
http://www.e-onkyo.com/music/album/lb023/

    Light of the Ancients/彩 愛玲(ハープ)&クリストファー・ハーディ(パーカッション)
    http://www.e-onkyo.com/music/album/blr001/

      Ballads 3/苫米地義久(アルトサックス)
      http://www.e-onkyo.com/music/album/toma0007/

        (中林暁)