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アイ・オー、DTCP+対応RECBOXの自動ダビング機能強化

上限容量設定で番組を自動削除。キーワード絞り込みも

RECBOX +REMOTE HVL-ATシリーズ

 アイ・オー・データ機器は、DTCP+対応のNAS「RECBOX +REMOTE」のファームウェアアップデートを10月9日より提供開始した。対象は「HVL-A」シリーズと、トランスコーダ搭載モデルの「HVL-AT」シリーズ。Ver.1.22へのアップデートにより、自動ダビング機能の強化や、ひかりTVチューナへの対応が行なわれる。

 レコーダの録画番組を自動でダビングする機能に、新たにキーワード設定を追加。自動ダビングの対象を「地上デジタル」「BS」「CS」「スカパープレミアムサービス」などで絞り込む従来の方法に加え、番組タイトルのキーワードを設定することで、ダビングする番組を限定したり、対象から除外することが可能になった。また、ダビングの上限容量も設定可能となり、設定した容量に達すると自動ダビングした番組を古いものから自動で削除する機能が搭載された。

 さらに、ひかりTV対応チューナ「ST-3200」経由でUSB HDDなどに録画した番組の自動ダビングにも対応。なお、ひかりTVテレビサービスの専門チャンネルのコンテンツはコピーワンスのため、ダビングを行なうと、最初に録画したUSB HDDからコンテンツが削除される。

 RECBOX +REMOTEは、自宅のテレビ/レコーダで録画した番組を保存し、外出先からでも視聴できるDTCP+に対応したNAS。DTCP+の利用には、レコーダに録画した番組をサーバー機器へムーブ/ダビングしなければならないが、RECBOX +REMOTEはレコーダ内の番組を自動でダビングする機能を備えており、手動で番組を転送する手間を省けるのが特徴。自動ダビング機能を利用するには、「nasne」や「DIGA」、「AQUOS ブルーレイ」などの自動ダビング対応レコーダを使用する。

 トランスコーダを搭載するHVL-ATシリーズでは、DTCP+視聴のためのビットレート5Mbps以下への変換も自動で行なってくれるため、変換の手間も省くことができる。なお、トランスコーダを搭載しないHVL-Aシリーズでも、別売のUSBトランスコーダを装着することで、自動ビットレート変換機能を利用できる。

(一條徹)