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バッファロー、ネットワークオーディオ用の高品質スイッチングハブ

BSL-WS-G2108M/A

 バッファローは、ネットワークオーディオ向けのスイッチングハブ「BSL-WS-G2108M/A」を発売する。受注生産となっており、価格はオープンプライス。想定売価は2万円代後半。オーディオ専門店などで注文する。ポート数は8個。

 同社のスイッチングハブの中でも、高品質な部品で設計されている業務用のハブ「BSL-WS-G2108M」(24,990円)を、オーディオ用として販売するもので、オーディオ用途向けに説明書などを新たに作成。付属品も見直され、「BSL-WS-G2108M/A」という型番になる。

 ネットワーク構築に使われる一般的なルータには、ハブ用のEthernet端子が複数設けられており、そこに有線LAN接続する機器が繋がっている。この環境では、ルータにネットワーク上の全ての機器の通信が集中した場合、様々な種類の処理が混在する事になる。

 そこで、スイッチングハブを導入すると、ルータへの処理の集中を緩和。例えば、スイッチングハブにネットワークオーディオプレーヤーと、楽曲を収録したNASを接続すれば、ネットワークプレーヤーとNAS間のデータ転送は、ルータを経由せずに行なえる。

 そこでバッファローは、オーディオファンなどへのヒアリングを実施。高品質な製品のニーズが高かった事から、同社のスイッチングハブの中でも高品質な部品で設計された業務用のハブ「BSL-WS-G2108M」を選び、オーディオ用としての応用が企画された。

天面
ポート数は8個

 製品自体は通常モデルと同じで、独自の企業向け品質基準による高信頼部品の選定や、日本メーカー製電解コンデンサなどを採用。トラッキング現象による障害を防ぐために、トラッキング防止加工済の3P電源ケーブルも採用されている。製品は3年保証。

 512KBのパケットバッファを搭載。オーディオ機器に転送されるデータをハブに一時的に保持する事で、オーディオ機器側の再生速度に合わせて読み出せる。筐体は金属製でファンレス設計。

 初めての人にもわかりやすいという、オーディオ向けの専用取扱説明書を同梱。使わないEthernet端子をホコリなどから保護するキャップと、LANケーブルも同梱。

 付属のLANケーブルには、複数のケーブルを束ねた際に発生する、隣り合ったケーブル間のノイズ干渉「エイリアン・クロストーク」による通信エラーを防ぐ、二重シールド構造を採用。金メッキシールドプラグや、耐久性に優れて180度曲げてもツメが折れない新素材のコネクタを使っている。

 外形寸法は200×161×41mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.3kg。

(山崎健太郎)