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パナソニック、ポケットに入れて録音できるスティック型ICレコーダ

RR-XP007(左からブラック、ホワイト、バイオレット、ピンク)

 パナソニックは、ポケットに入れて録音できる4GBメモリ内蔵のスティック型ICレコーダ「RR-XP007」を12月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11,000円前後。カラーは、ブラック(K)、ホワイト(W)、バイオレット(V)、ピンク(P)の4色。

 コンパクトなボディのスティック型ICレコーダ。外形寸法は、126.5×16×19.8mm(縦×横×厚さ)、重量は約33g(乾電池含む)。クリップ付きで、胸ポケットなどに入れて録音できる。録音スイッチが本体上部にあり、ポケットに入れたまま録音操作可能。録音形式は44.1kHzのリニアPCMや、MP3から選択できる。

 左右のマイク間距離の差による伝わる音の遅れを利用し、左右の音を分離・強調する「ステレオ強調録音」機能や、エアコンの音など周期性のある雑音を再生時に低減する「ノイズキャンセル再生」機能を搭載。また、マイクで集音した音声を別売のイヤフォンでリアルタイムに聴ける機能や、会話や会議などシーンに合わせたおすすめの設定を選べる「録音シーンセレクト」も備える。

 語学学習などに利用できる「かんたんシャドーイング再生」機能も搭載。トレーニングしたいA-B区間を、あいだに無音または小音量再生をはさみながらリピート再生し、お手本となる音声に合わせた発声練習を繰り返し行なえる。無音部分を飛ばせる「スキップ」機能も利用可能。さらに、シャドーイングの練習用コンテンツを内蔵メモリに収録。音声解説と難易度別の練習用コンテンテンツ6種類、音声内容をテキストにしたPDFファイルを用意する。

 内蔵4GBメモリへの録音可能時間は、PCM/44.1kHz(ステレオ)で約6時間、MP3/128kbps(ステレオ)で約66.5時間、MP3/8kbps(モノラル)で約1,069時間。フォルダ数は、マイク録音用5フォルダ(A~E)、MP3音楽用1フォルダ(M)で、各フォルダは最大199ファイルまで保存可能。

 電源は単4電池1本を使用。パナソニックのアルカリ乾電池を使用した場合の電池持続時間は、録音時で28~59.5時間(PCM/44.1kHz~MP3/8kbps)、再生時で14~20時間(同)。別売のニッケル水素充電池(BK-4LLB)を使用した場合の持続時間は、録音時18~33時間(同)、再生時9~11.5時間(同)。ニッケル水素充電池を装着した場合、USB経由で充電が可能。

 ステレオミニのヘッドフォン出力端子を備え、出力は2.5mW×2ch。推奨インピーダンスは16Ω。出力90mWで10mm径のスピーカーも搭載する。

(一條徹)