マイケル・ジャクソン未発表新作「XSCAPE」が5月14日発売。iTunesで先行予約

XSCAPE

　ソニー・ミュージックレーベルズと米エピック・レコードは、マイケル・ジャクソンの未発表曲を収録した新作アルバム「XSCAPE」(エクスケイプ)を、5月13日に世界一斉発売する(日本は5月14日)。iTunes Storeで4月1日より先行予約を開始しており、スタンダード・エディションが1,500円、デラックス・エディションが2,000円。

　マイケルの残したオリジナルレコーディング素材をもとに、リード・プロデューサーのティンバランドらが「マイケルらしさを十分に備えた完全な作品として、同時に新鮮かつ現代的なサウンドとして完成させた」という、全曲世界未発表の新曲で構成。新曲8曲を収録するスタンダード・エディションと、新曲の原型となったオリジナル素材8曲も収録するデラックス・エディションをラインナップする。

　「XSCAPE」のエグゼクティブ・プロデューサーは、エピック・レコード会長兼CEOのL.A.リード。制作には、ティンバランドやロドニー・ジャーキンス、スターゲイトなどの世界的ヒットメーカーをはじめ、ジェローム"J ロック"ハーモン、ジョン・マクレーンなどが参加している。アルバムタイトルの「XSCAPE」は、これまでのマイケルの作品と同様、アルバム収録曲の1つから名付けられたもの。本アルバム中で唯一、生前のマイケルと共にオリジナルバージョンのレコーディングに立ち会った、ロドニー・ジャーキンスによる作品から採用されたという。

　エグゼクティブ・プロデューサーのL.A.リードは、XSCAPEについて、「コンテンポライズ(現代化)」と表現し、「マイケルと実際に仕事をしたことのある、あるいは生前彼が一緒にやってみたいと言っていたプロデューサーたちのヴィジョンを借りて、マイケルが残したいくつかの音楽的パフォーマンスを形にしてお披露目できる事は、我々にとって大変な名誉だと思っている。この音楽を世界のみんなと共有できる事は、誇りであり、栄誉」としている。

　また、XSCAPEの発売に合わせて、エピック/ソニー・ミュージックでは大規模なキャンペーンを実施。「Xperia Z2」発表時のティザー映像に、マイケルの未発表新曲「Slave To The Rhythm」を使用するなど、「One Sony」として、ソニーやソニーモバイルなどグループ各社が協力し、全世界でキャンペーンを展開する。

　発売に際し、ソニーの平井一夫社長兼CEOは、「1979年の『オフ・ザ・ウォール』以来、マイケルの作品はすべてソニー・ミュージック・エンタテインメントから発売されている。今回、彼の最新作をOne Sonyで一丸となり、盛り上げていけることは大変うれしく、また名誉なことと思っている。マイケルのファンの皆様には、ソニーの製品やサービスとの今後のコラボレーションを通じて、特別な体験をご提供したい」とコメントを寄せている。