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ウォークマン「NW-ZX1/F880」のDSD対応アップデート開始

最新ファームウェア公開。2.8MHz DSDを再生可能に

NW-ZX1とNW-F880

 ソニーは、ウォークマン「NW-ZX1」と「NW-F880シリーズ」のソフトウェアアップデートを17日より開始した。これにより、ウォークマン本体でDSDフォーマット楽曲の再生が可能となった。

 新たに対応したDSDフォーマットは、2.8MHz(DSD 64)までのDSF/DSDIFFファイル。NW-ZX1/F880内のDSDファイルを内部で24bit/176.4KHzのPCMに変換して再生する。これまでは、24bit/192kHzまでのFLACやApple Lossless、WAV(リニアPCM)などのハイレゾ音楽ファイルに対応していたが、DSDには対応していなかった。

 ソフトウェアは、NW-ZX1がVer.1.10、NW-F880がVer.1.20となり、DSD対応のほか、Media Goから転送されたプレイリストをウォークマンで正常に再生できない不具合の改善や、その他機能改善が含まれる。

 アップデートは無線LAN経由、もしくはMediaGo/x-アプリなどの管理ソフト経由などで実行できる。編集部でVer.1.20にアップデートした「NW-F886」に、DSDファイル(2.8MHz)を転送したところ、MediaGoから問題なくDSD楽曲転送が完了し、再生画面でハイレゾを示す[HR]マークが表示された。

アップデート後のウォークマンではハイレゾを示す[HR]表示が
DSDファイルとして認識された
MediaGoから転送

 また、ハイレゾ非対応のNW-S780シリーズもアップデータを提供開始。最新版となるVer.1.02では、MediaGo転送したプレイリストの不具合修正などが含まれる。対象機種はNW-S786/S785/S784/S785K/S784K。

(臼田勤哉)