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NEC、4番組同時録画&自動録画強化など、PC VALUESTAR夏モデル

VALUESTAR N VN970/SSB

 NECパーソナルコンピュータは、パソコンの2014年夏モデルとして、LaVie/VALUESTARシリーズ全6タイプ、32機種を5月15日より順次出荷する。この中で、豊富なAV機能を備えたデスクトップ型「VALUESTAR N VN970/SSB」は、デジタル放送の4番組同時録画に対応。自動録画機能「おまかせタフ録り」も強化している。出荷予定は5月22日、店頭予想価格は239,800円前後。

VALUESTAR N VN970/SSB

 液晶一体型のPCで、23型フルHD液晶の「フルフラットスーパーシャインビュー」を搭載。地上/BS/110度CSの3波デジタルチューナを5基備えており、1基は、電源ONから約2秒でテレビ視聴ができる「ぱっと観テレビ」用チューナとなる。

 残りの4チューナを用いて、4番組同時表示や、同時録画が可能。フルHD解像度を維持しながら、約16倍の長時間録画(BS/110度CS時、地上デジタルは約11倍)も可能。

VALUESTAR N VN770/SSR(クランベリーレッド)

 なお、基本的な仕様は共通で、搭載チューナ数を5チューナからダブルチューナとした「VN770/SSシリーズ」もラインナップ。2番組同時録画にも対応するが、「ぱっと観テレビ」は非対応となる。

 「VN970/SSB」は、おすすめの番組を自動的に録画する「おまかせタフ録り」を強化。従来は事前に手動で設定したジャンルの興味度や好みのキーワードからおすすめ番組を決めていたが、新モデルではユーザが録画・再生した履歴から、パソコンが番組情報をテキスト解析し、自動的におすすめの番組を提案する。

 音声面も強化。YAMAHAサウンドシステム採用し、音響補正ソフトウェアの「AudioEngine」を搭載。NECとヤマハの共同開発によるもので、搭載筐体ごとに最適なサウンド設計を施すYAMAHAサウンドシステムをさらに進化させたという。AudioEngineにはMusic、TV、Cinema、Live、Sportsの5プリセットが用意されている。

 スピーカーは磁性流体フルレンジとウーファによる2ウェイタイプで、ボイスコイルとマグネットの隙間に磁性流体を充填することで、振動板の動きを最適に抑制。歪みやノイズを抑制するという。バスレフ構造で問題となる空気流ノイズを、独自の構造で低減した「FR-Port」を採用している。

 OSはWindows 8.1、CPUはIntel Core i7-4700MQ(2.4GHz/4コア/8スレッド)、メモリ8GB、HDD 3TB、無線LANにも対応する。BDXL対応のBlu-rayドライブも搭載。

21.5型液晶一体型「VALUESTAR S」にもチューナ搭載モデル

VALUESTAR S VS570/SSB(ファインブラック)

 なお、YAMAHAサウンドシステムはVALUESTAR Nだけでなく、「VALUESTAR S」とノートパソコンの「LaVie L」の全モデルにも採用される。

 また、21.5型フルHD液晶の一体型モデル「VALUESTAR S」では、VS570/SSBとVS370/SSシリーズが、デジタル3波チューナを搭載。HD解像度で約10倍の録画や、好みのキーワードやタレント名を含む番組を自動で録る「おまかせ録画」、新番組を録画する「新番組おまかせ録画」、連続ドラマに便利な「シリーズ録画」などが利用できる。

(山崎健太郎)