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オンキヨー、Integraの4K/60p対応AVアンプ「DTR-30.6」

HDCP 2.2、DSD 5.6MHzネットワーク再生も。13万円

DTR-30.6

 オンキヨーは、カスタムインストール向け「Integra」シリーズのAVアンプ新機種「DTR-30.6」を5月下旬に発売する。価格は13万円。

 最大出力190W×7ch(6Ω)/定格出力130W×9ch(同)のAVアンプ。4K/60pパススルーやHDCP 2.2などの最新規格に対応したHDMI端子を備えるほか、DSD 5.6MHzを含むハイレゾ楽曲をネットワーク経由で再生できる点も特徴。

 DLNA 1.5に対応。ネットワークオーディオ再生は、DSD 5.6/2.8MHzのほか、WAVやFLACの192kHz/24bit、AAC/MP3/WMA/WMA Lossless/Ogg Vorbis/ドルビーTrueHDなどに対応。Ethenetを搭載するほか、無線LANも内蔵する。radiko.jp/TuneInなどのインターネットラジオも聴取できる。

 HDMIは入力7系統(うち1系統は前面)、出力2系統で、最新のHDMI 2.0の仕様に含まれている4K/60p映像のパススルーに対応(HDMI 1~4のみ)。4Kアップスケーリング対応のマーベル製ビデオコンバータ「Qdeo」も搭載する。著作権保護の最新規格であるHDCP 2.2にも対応(HDMI 3とMain Outのみ)する。USB端子も備え、USBメモリなどに保存したファイル(DSDは2.8MHzまで)も再生可能。

 iOS/Android対応のスマートフォンアプリ「Integra Remote」を使って、無線LAN経由でAVアンプをコントロールすることも可能。Bluetooth 2.1+EDR対応のレシーバ機能も備え、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスでAVアンプに伝送して聴ける。

 音質面では、3段インバーテッドダーリントン回路や、独自のワイドレンジアンプ技術「WRAT」などを搭載。TI/バーブラウンの24bit/192kHz対応DAC「PCM1690」を全チャンネルに備える。

 映画館の音響特性に配慮した映画音声を、家庭での再生に合わせて補正するという「シネマフィルター」機能を搭載する。各チャンネル個別にクロスオーバー周波数を設定でき、40/45/50/55/60/70/80/90/100/110/120/130/150/200Hzから選択可能。

背面

 HDMI以外の端子は、映像入力がコンポーネント×1、コンポジット×4。音声入力は光デジタル×1、同軸デジタル×2、アナログ音声(RCA 2ch)×7、PHONO×1。出力端子は、映像がコンポーネント×1、コンポジット×1、音声がアナログ×1、ZONE 2プリ×1、サブウーファプリ×2、ヘッドフォン×1。12Vトリガー端子やRS-232端子、リモコン操作用のIR端子なども装備する。

 FM/AMラジオチューナも搭載。消費電力は550W(無音時70W、待機時0.1W)。外形寸法は、435×326.5×234.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.5kg。プリプログラム対応リモコンが付属する。

(中林暁)