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Ferrum Audio、進化した「WANDLA GoldenSound Edition Gen 2」。“環境に合わせた最適なバランスを実現”
2026年4月24日 10:41
エミライは、Ferrum AudioのUSB DAC/プリアンプ「WANDLA GoldenSound Edition Gen 2」を24日に発売した。価格はオープンで、市場想定価格は649,000円前後。
WANDLA GoldenSound Edition Gen 2は、フラッグシップDAC「WANDLA」をベースに、オーディオレビュアーGoldenSoundとの協業から生まれたGoldenSound Editionの主要機能をさらに進化させた特別仕様モデル。
3つの独自サウンド機能「Impact+」「Tube Mode」「Spatial Enhancement」を全面刷新。各機能に「Ferrum Sweet Spot Tuning」を導入し、プリセットの選択とレベル調整を組み合わせることで、「スピーカーやヘッドフォンごとに異なる低域の量感やレスポンスを調整でき、環境に合わせた最適なバランスを実現する」という。
Impact+は、従来の固定的な低域・ダイナミクス補正から、7種のシェイプ設定(Reference、Ref+、Smooth、Kick+、DD-Comp、DD-Comp+、Sub-Bass)とレベル調整(10%~130%)を組み合わせた、より柔軟なカスタマイズへ進化。DD-Comp/DD-Comp+はダイナミックドライバー型ヘッドフォンに配慮した新プリセットで、すべての処理は64bit精度で実行される。
Tube Modeは、第2次高調波のみだった初代から、5種の真空管モデル(EL34、KT88、300B、2A3、7062)を搭載し、第7次高調波までモデリング。レベル10%~200%で調整でき、真空管機器を思わせる倍音感や音色傾向を手軽に楽しめるという。
Spatial Enhancementには、新たにTransient Compensation(T-Comp)を搭載。空間補正アルゴリズムの高域への作用を抑えつつ、より自然でリアルな3次元ステージングを実現。ヘッドフォン・モードとスピーカー・モードは独立して切り替えられ、出力ごとに異なる設定を保持可能。
DSP処理により、フル出力レベルのバイパスモード時でもサンプル間オーバーに対する耐性を高めるデジタル・ヘッドルーム処理機能を搭載。付加的な歪みを抑え、より高品位な再生を実現する。
ハードウェアレベルの出力電圧切替機能も搭載。専用のハードウェア電圧ディバイダーにより、デジタル・ボリュームやアナログ・ボリューム回路を信号経路に介在させることなく、幅広いアンプとの接続互換性を確保している。
DACチップは、ESS Technology製「ES9038PRO」を搭載。PCM 768kHz/32bit、DSD512(ASIO Native)に対応。DACチップ近傍に配置されたAbracon製超低ノイズ100MHz水晶クロックにより、ジッターの影響を抑えたクロック供給を行なっている。さらに、電流バッファーを設けた新開発のI/V変換回路により、極めて低歪みなD/A変換を実現している。
分散して実装していた5つのチップを1チップに集約し、最短のシグナルパスを実現する自社設計の「SERCE」モジュールを開発。チップには高速処理が可能なARM STM32H7を使用し、独自開発のフィルター、USBレシーバーや各種デジタル処理など複数の機能を1箇所にまとめ、信号伝達の合理化を図っている。
HQ Playerで知られるSignalystのJussi Laako氏とのコラボにより、Signalyst独自のデジタルフィルターも搭載する。
USB-C、S/PDIF(RCA、TOS)、AES/EBUといった主要なデジタル入力を装備。ARC(Audio Return Channel)とI2S入力も実装。テレビの音声を高音質化したり、I2S出力搭載のトランスポートと組み合わせてシステムの拡張が可能。外形寸法は217×206×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.8kg。

