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dアニメストアがHEVC/H.265対応。ダウンロード時間が半分に
ドコモ'14年夏モデル8機種がHEVCサポート
(2014/5/14 12:18)
NTTドコモは、定額制アニメ配信サービス「dアニメストア」と、ビデオ配信サービス「dビデオ」において、最新の動画圧縮規格である「H.265/HEVC」に対応する。dアニメストアは5月15日からHEVC対応を開始、dビデオも今後対応する方針。
dアニメストアで配信中の作品を、従来のMPEG-4 AVC/H.264から、圧縮率の高いHEVC/H.265に変更。同等の画質でダウンロード時間が従来の約半分となり、ダウンロードの待ち時間に悩まされることが少なくなるという。
HEVCでのdアニメストア視聴のためには、デコーダを内蔵したHEVC対応のスマートフォンが必要となる。対応機種はドコモの2014年夏モデルで8機種用意され、スマートフォンはGALAXY S5(SC-04)、Xperia Z2(SO-03F)、AQUOS ZETA(SH-04F)、ARROWS NX(F-05F)、XperiaTM A2(SO-04F)の5機種、タブレットは、AQUOS PAD(SH-06F)、Xperia Z2 Tablet(SO-05F)の2機種。らくらくホンはらくらくスマートフォン3(F-06F)。
現在の約900作品、約15,000話のうち、15日からHEVCで配信されるのは「機動戦士ガンダム」、「魔法少女まどか☆マギカ」、「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」の3作品。そのほかにも、6月末にかけて人気作品の50作品から優先的に移行。それ以外のタイトルについても順次対応予定としている。
なお、上記スマホ/タブレットに搭載するHEVCデコーダは最大720p対応だが、dアニメストアの配信は480p。今後、HEVCのHD配信についても検討しているという。
dアニメストアだけでなく、dビデオについても、今後順次HEVC/H.265に対応予定また、dビデオは5月15日からHD画質のコンテンツ配信を開始する。詳細は別記事で紹介している。
dアニメストアは、月額400円の定額制アニメ配信サービス。dビデオは月額500円の定額制ビデオ配信サービス。4月1日にキャリアフリー化されており、NTTドコモユーザー以外も利用可能となっている。