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パナソニック、CATV各局に4K試験放送対応STBと4K TVを納入。30カ所以上で体験可能に

 パナソニックは、6月2日からケーブルネットワーク経由で実施される4K試験放送の受信に対応したSTBと、HEVCデコード対応の65型4K対応テレビをセットにして、試験放送に参加するケーブルテレビ各局へ納入開始した。

4K試験放送の受信イメージ

 スカパーJSATの124/128度CS放送を利用した、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による4K試験放送は2日の13時から開始されているが、ケーブルテレビでもジュピターテレコム(J:COM)が、東京スカイツリータウン内にある「J:COM Wonder Studio」など全国のJ:COMエリア11カ所で4K試験放送の映像を体験できるように一般公開を予定。他のCATV会社(35事業者)にも配信予定で、RF伝送は日本デジタル配信(JDS)、IPはジャパンケーブルキャストを通じて配信を行なうとしている。

 パナソニックがCATV各局に納入を開始したのは、4K試験放送の受信に対応したSTBと、HEVCデコーダを搭載した4K対応テレビのセット。4K60pの試験放送コンテンツを、ケーブルネットワーク経由で視聴できるようになっている。パナソニックではケーブル局と協力し、「全国30数カ所で一般の方々に4Kの高精細映像をご体験いただけるよう準備を整えている」としている。

(山崎健太郎)