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Gibsonで弾く/ティアックで録る/オンキヨーで聴く。世界初ショールームが2日オープン

 Gibson Brands(ギブソン)と、グループ会社のティアック、オンキヨーの3社は、同グループで世界初となる3社共同の一般開放型ショールーム「Gibson Brands Showroom TOKYO」を東京・八重洲に7月2日にオープンする。オープン前日の7月1日、メディア向けの発表会を行ない、内部を公開した。ゲストとして、シンガーソングライターの山崎まさよしさんも登場、生演奏を披露した。

2日オープンの「Gibson Brands Showroom TOKYO」。巨大なレス・ポール・ギターが目印

 Gibson Brandsとして初のコラボレーションショールーム。ギターのギブソンと、録音機器のTASCAMブランドなどで知られるティアック、オーディオ製品やハイレゾ音楽配信などを手掛けるオンキヨーの3社が提供する音楽体験を「Play. Record. Listen.(弾いて、録って、聴く)」というキーワードで表現。ショールームは来場者がこの音楽体験をできる場として用意する。

2階
レコーディングスタジオ風の「サウンドルーム」
1階

 場所はJR東京駅八重洲口側(東京都中央区八重洲2-3-12)で、JR東京駅/地下鉄銀座線京橋駅より徒歩約5分)、もともとオンキヨーのショールームとして使われていた場所をリニューアルした。

 Gibson Brands Showroom TOKYOの正面エントランスには、ギブソンのレス・ポール・ギターの巨大レプリカを設置。2階の「Premium Sound Lab」にあるギター プレイゾーンでは、オートチューニングを搭載した最新モデルやハイエンドモデルなどのギブソンギターを試奏できる。

 また、ティアックのサウンドルームでは、アンプにつなげたギブソンギターを弾いて、TASCAMのDSD対応レコーダ「DA-3000」を使った本格ハイレゾ録音や簡易録音まで可能なレコーディング、DAWソフトのSONARを使用した音楽制作、7.1chのKRKモニタースピーカーを使ったサラウンドも体験できる。Stanton製の最新DJ機器を配置したDJブース「STANTON DJ Booth」でDJ体験もできる。そのほか、本物のエレキギターを接続して楽しめるJOYSOUNDのカラオケ機器「JOYSOUND f1」を使った「JOYSOUND Play Zone」も用意。

 2階はイベント/展示スペースとしても利用でき、今後ゲストアーティストを迎えたイベントも開催される予定。1階の「Premium Music Lounge」では、オンキヨーのヘッドフォンやオーディオシステムでハイレゾ音源などを聴ける。

 「BREAK SPACE」では、「e-onkyo music」で配信しているハイレゾ音源をBGMに、コーヒーを飲んでくつろげるスペースとなっている。「LIVING THEATER AREA」は、家のリビングを想定したスペースで、オンキヨーの小型シアターシステム「BASE-V50」を使ってシンプルなホームシアターを提案している。そのほか、本物のギターを接続して楽しみながらギターが練習できるユービーアイソフトのPLAYSTATION 3用ゲームソフト「ロックスミス 2014」の体験コーナーも用意。

至るところにギブソンの貴重なギターが展示
オンキヨーのポータブルヘッドフォンアンプやヘッドフォンなどを試聴できる1階のコーナー
JOYSOUND Play Zone
「ロックスミス 2014」の体験エリア

山崎まさよしの生録ハイレゾ音源を、31日まで試聴可能

 1日の発表会ではGibson Brandsのヘンリー・ジャスキヴィッツCEOがビデオメッセージでコメント。「ギブソンのライフスタイルを提案するショールームのオープンを迎えてとてもうれしい。パートナーであるオンキヨーとティアックと共に作り上げた、様々な音楽が『生きる』世界で初めてのショールーム。ギブソンは楽器の制作に携わり、120周年という節目を迎えた。ティアックは録音の先駆者として、世界中の人たちに素晴らしい技術を提供してきた。オンキヨーは非常に高品質なオーディオを提供している。3ブランドのコラボレーションにより、音楽を様々な角度で表現可能になった」と述べた。

左から、オンキヨーの中野宏副社長、MCのクリス・ペプラーさん、山崎まさよしさん、ティアックの英裕治社長

 ティアックの英裕治社長は、「3社の協業で初めて実現できたショールーム。自由な空間を目指しているので、気軽に足を運んでいただき、我々の目指す世界を共有していただきたい」と述べた。

 オンキヨーの中野宏副社長は、「それぞれの得意分野を合わせてシナジーを生み、ショールームという大きな成果を披露できることを誇りに思う」とした。

 発表会のMCはクリス・ペプラーさんが担当。奥田民生さん、斉藤和義さん、B'zの松本孝弘さんから、オープンを祝うビデオメッセージも寄せられた。

Gibson Brandsのヘンリー・ジャスキヴィッツCEO
ティアックの英裕治社長
オンキヨーの中野宏副社長
クリス・ペプラーさんと山崎まさよしさん

 さらに、スペシャルゲストとして山崎まさよしさんが登場。ハイレゾ配信サービスのe-onkyo musicでライブ音源「LIVE SEED FOLKS Special in 葛飾」などの楽曲をリリースしている山崎さんが、愛用するギブソンのアコースティックギターで生演奏を披露。この演奏を5本のマイクとティアックのステレオマスターレコーダ「TASCAM DA-3000」を使ってDSD 5.6MHzでハイレゾ録音。オンキヨーのオーディオシステム「Reference Hi-Fi」シリーズのプリアンプ「P-3000R(S)」とパワーアンプ「M-5000R(S)」、ギターと同じ素材をエンクロージャに用いたスピーカー「D-TK10」で再生した。ショールームのコンセプトである「ギブソン ギターを弾いて、ティアックで録って、オンキヨーで聴く」をそのまま表現する内容となった。

 今回の生演奏は特定の曲ではなく、ブルース調の即興のメロディで、山崎さんは“手くせ”と表現。その場でDSD録音された音を「D-TK10」で聴くと、生演奏の迫力にかなり近いレベルで体験できた。ここで録音した音源や、あらかじめ収録した山崎さんの音源は、1階に展示しているオーディオ機器でヘッドフォンやスピーカーを使って、7月31日までの限定で試聴可能となっている。

山崎さんがアコースティックギターで生演奏を披露
収録した音源は、会場で早速試聴可能となっていた

 最初に買ったギターはギブソンの「J-45」という山崎さん。最初はローンで買ったとのことだが、その後もロバート・ジョンソンが使っている「Lシリーズ」などを使用。アメリカに行った際に買って帰ったこともあるという。

 アーティストとして「録る音のクオリティに責任を持ちたい」と語る山崎さんは、こだわりとして「“本当にその場で聴こえている音”をキャッチしたいと思っている。マイクプリアンプやマイクにはこだわっていて、歌用のマイクとギター用のマイク、アンビエント用などを持っている。コンデンサー/リボンマイクなどを使い分けている」とのこと。

 e-onkyo musicで配信しているハイレゾ楽曲を録音した時のエピソードにも触れ「簡単な録音もあるけれど、いい音で取れたらそっちの方が全然うれしい。今回はどこまで再現できるかやってみた。現場で聴いて、すごい音だと思った」と驚いていた。

(中林暁)