オンキヨーにGibson Guitarが資本参加
オンキヨーは4日、米Gibson Guitarと資本業務提携を行なうことを決定した。Gibson Guiterを割当先とした第三者割当増資を実施するとともに、子会社のONKYO USAの株式を譲渡する。この増資により、Gibsonはオンキヨーの株式の15.45%を取得、第2位株主となる。
Gibson Guitarは、アコースティック・ギター、エレクトリック・ギターをはじめとしてギター、楽器関連で有名な1894年創業の米国メーカー。オンキヨーとGibsonは、今後、海外市場での販売シェア拡大を目指し、双方のブランドを両社で使用するなどし、各地域でのマーケティング体制や戦略を強化する。
Gibsonのブランド力を活かし、米国市場での両社のシェア拡大を図るほか、アジア市場は、将来的に合弁会社を設立し、合弁会社を含めてオンキヨーが主導的に市場開拓を進めていく。将来的には新たに共同ブランドを立ち上げ、コンシューマーエレクトロニクス製品の開発/販売を両社共同で進めていく。
オンキヨーがオーディオで培ってきた音をつくる技術とギブソン社の楽器技術を集結させることで、双方の製品の付加価値向上や競争力を強化し、両社および双方のブランドへのシナジー効果の獲得を目指すという。
(2012年 1月 5日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]