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松竹、「八つ墓村」や「皇帝のいない八月」など往年の名作を各3,300円で10月からBD化
(2014/7/3 10:30)
松竹は、映画ファンからの人気が高い往年の名作の中で、まだブルーレイ化されていなかった作品などを、「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」シリーズとして、10月から順次発売。10月3日に「八つ墓村」、「皇帝のいない八月」をBD化するほか、既にBD化されている「砂の器」、「幸福の黄色いハンカチ」、「切腹」もジャケットをリニューアルし、新価格で発売する。価格は各3,300円。
松竹は、名監督・名優たちが活躍した“あの頃”の映画を自宅で気軽に楽しめるDVDコレクションとして、1930年代から2000年代以降まで、300タイトルを超えるDVDシリーズ「あの頃映画 松竹DVDコレクション」を発売しているが、そのBlu-ray版となるシリーズ。「映画ファンがブルーレイ化を待ちに待った“あの頃”の映画、忘れられない名作から異色のカルト作まで、大ヒット作や人気作ばかりを、ブルーレイでかつ3,300円という低価格で発売する」という。
BD化にあたっては、最新のHDデジタルリマスター(2014)で高画質で収録。音声はリニアPCMの96kHz/24bitで、オリジナル音声を収録。「当時に近い姿でもう一度観ることができる」とする。また、劇場公開時のポスターアートを復元したジャケットデザインや、初回生産限定で特典封入されるロビーカード風ポストカードが、“あの頃”の気分を掻き立てるという。シリーズ全商品、クリアケースパッケージを採用。コレクション性も備えている。
第一弾で初BD化される2作品のうち「八つ墓村」は、金田一耕助シリーズ唯一の松竹製作による作品で、1977年の日本映画興収第3位のヒットを記録。金田一耕助を演じるのは渥美清。他の横溝正史原作の映画化シリーズよりもオカルト色の強いストーリーになっている。HDデジタルリマスターにあたっては、近森眞史キャメラマンが監修している。
「皇帝のいない八月」は、「戦争と人間」、「華麗なる一族」などの山本薩夫監督が、小林久三のベストセラーを原作に、自衛隊の軍隊化や、憲法九条の改正など、シリアスなテーマを描いた作品。渡瀬恒彦、吉永小百合、三國連太郎、高橋悦史ら、日本映画を代表するオールスターキャストに加え、撮影用としてブルートレインのセットを総工費5,000万円を投じて建造した。HDリマスター版の映像監修は長沼六男キャメラマンが担当。
「砂の器」、「幸福の黄色いハンカチ」、「切腹」の3作品は、デジタルリマスター版として既に発売されているBDのジャケットを劇場公開時のポスターアートへとリニューアル。価格を各3,300円に抑えたものとなる。
タイトル | 仕様 | 音声 | 品番 | 価格 |
八つ墓村 | 片面2層 本編約151分 1080p シネスコ 16:9 日本語字幕 | (1)リニアPCMモノラル (96kHz/24bit) (2)リニアPCM 4.0ch (96kHz/24bit) | SHBR-0257 | 3,300円 |
皇帝のいない八月 | 片面2層 本編約140分 1080p シネスコ 16:9 日本語字幕 | (1)リニアPCMモノラル (96kHz/24bit) | SHBR-0258 | 3,300円 |
あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・ コレクション 八つ墓村 | あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・ コレクション 皇帝のいない八月 |
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あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・ コレクション 砂の器 | あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・ コレクション 幸福の黄色い ハンカチ | あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・ コレクション 切腹 |
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