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「絶対無敵ライジンオー」BD-BOX化記念し、声優集結の“エルドラン同窓会”が開催

 '90年代に人気を誇ったロボットアニメ“エルドランシリーズ”がHDリマスターでBlu-ray BOX化。その第1弾として、'91年から放送された「絶対無敵ライジンオー」のBD-BOXが7月30日に発売となる。それを記念したイベント「エルドラン同窓会&ライジンオー先行HD上映会」が、6月28日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。

絶対無敵ライジンオー
※ジャケットとは異なります
(C)サンライズ

 既報の通り、「絶対無敵ライジンオー」のBD-BOXは、7月30日に片面2層10枚組のBD-BOXとして、49,800円で発売される。BD-BOX化にあたっては、テレビシリーズ全51話と、OVA全3話をニュープリントからテレシネを行ない、HDリマスター化した素材を使っている。DVD-BOXに収録された特典映像の一部と、キャスト・スタッフによるオーディオコメンタリなど、BD-BOXで初収録となる特典も収めている。

絶対無敵ライジンオーBD-BOX 初回限定生産
(C)サンライズ

 なお、この作品はサンライズの「エルドランシリーズ」の1作品だが、シリーズをBD化していくプロジェクトが始動。残りの2作品である「元気爆発ガンバルガー」は2014年12月、「熱血最強ゴウザウラー」は2015年と、順次BD化予定となっている。

 6月28日のBD-BOX化記念イベントには、声優の松本梨香さん(絶対無敵ライジンオー/日向仁役)、折笠愛さん(元気爆発ガンバルガー/霧隠虎太郎役)、高乃麗さん(熱血最強ゴウザウラー/峯崎挙一役)、島田敏さん(エルドラン役)、川瀬敏文監督の5人が登壇。

 松本さん、折笠さん、高乃さんが、それぞれのキャラクターの超えで次々とタイトルをコールすると、会場から「おおー!」というどよめきが起こった。

イベントの模様。左から氷川竜介さん、川瀬敏文監督、松本梨香さん、折笠愛さん、高乃麗さん、島田敏さん

 MCはアニメ評論家の氷川竜介さんが担当。トークコーナーでは収録当時の裏話が披露された。松本さんが 「普通はマイクから一歩半下がって収録するところを、敏さんは声が大きいから3歩くらい下がっていた」と話すと、すかさず「そっくりそのままお返しします!」と島田さん。23年の年月を感じさせない息の合ったやり取りが展開。

 また、「絶対無敵ライジンオー」のBOX化に伴い行なわれたオーディオコメンタリーの収録時には、「感動して泣いちゃった」という松本さんと、「本当はもっと高尚な内容にしたかったのですが、松本さんのペースにハマってしまった(笑)」と反省しきりの川瀬監督のやりとりも。松本さんと高乃さんがお互いの作品で張り合えば、それを聞きながら、「楽屋でもこんな感じなんです」と笑顔で話す折笠さん。イベント名と同じように、本当に同窓会のような雰囲気のイベントとなった。

 「絶対無敵ライジンオー」のオセッカイザー(園田英樹さん/シリーズ構成)が登場したプレゼント抽選会では、キャラクターデザインの武内啓さん、メカニックデザインのやまだたかひろさん、作画監督の西村誠芳さんが今回のイベントのために描き下ろしたイラスト色紙が多数プレゼントされ、ファンを喜ばせていた。

 最後に松本さんは、「23年経って、こうやってまた会って、ライジンオーの話ができたことがすごく嬉しい。もっともっと子どもたちに見てほしい」、折笠さんは、「同窓会な感じで楽屋から楽しかった。『ガンバルガー』と『ゴウザウラー』、あと2回、皆さんとお会いできたらなって思います」とコメント。高乃さんは「『熱血最強ゴウザウラー』もすごく素敵な歌がたくさんあるので、次は歌ったりとかできたらいいな」と語った。

 島田さんは、「Blu-rayになって、世代を超えて愛されるって本当にありがたい。若い人たちに見続けられる作品であったらと思います。頼んだぞ、地球の子どもたちよ!」と熱いコメント。川瀬監督は、「23年。いまだにエルドランシリーズでイベントをやっていただける。作品を送り出す側としては幸せな作品に出会えたと思っています」と感謝の言葉を口にした。

 トークショー終了後は、HDリマスターで鮮やかに蘇ったライジンオー各話を大スクリーンで投写。エルドランが出てくるたびに何故か笑いが起こる和やかな雰囲気で朝まで行なわれた。

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(山崎健太郎)