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ズーム、Thunderbolt接続で低遅延の192kHz対応オーディオ「TAC-2R」。約38,000円

 ズームは、Thunderbolt接続の2chオーディオインターフェイス「TAC-2R」を9月末に発売する。価格は38,000円。

TAC-2R

 最高192kHz/24bitの音声再生や録音に対応した、2ch入出力のオーディオインターフェイス。高速インターフェイスのThunderboltを搭載したことで、「USB 2.0では実現できなかった低レイテンシーを実現した」という。アシンクロナス(非同期)伝送に対応し、最新のADC/DACにより原音を忠実に再現するという。

HI-Zやファンタム電源に対応したXLR/TRSコンボ入力などを装備

 同社の「Hシリーズ」で培った高性能マイクプリアンプを搭載。アナログ入力はXLR/TRSコンボジャックで、Hi-Z入力に対応し、最大+60dBの増幅と+48Vのファンタム電源供給が行なえる。出力はTRSフォン(バランス)と、ヘッドフォン×1(ステレオ標準)。ヘッドフォン出力は20mW×2ch(32Ω)。MIDIキーボード/コントローラーを接続可能なMIDI入力と、外部MIDI音源などに接続できるMIDI出力も装備する。

 専用ミキサーソフト「MixEfx」を利用することで、Macから内蔵ミキサーや、モニター用エフェクトの設定が行なえる。電源はThunderboltバスパワー動作。周波数特性は20Hz~60kHz(192kHzサンプリング時)。ダイナミックレンジは118dB(AD)、120dB(DA)。消費電力は10W。外形寸法は176×113.9×46.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は714g。

(中林暁)