ニュース

TV番組のTwitterでの盛り上がりを示す「Twitter TVエコー」。ビデオリサーチが展開

 ビデオリサーチは、米Twitterと共同で開発していたテレビ番組への反応を測る「Twitter TV指標」について、サービス名称を「Twitter TV エコー」と改めて提供開始する。

 Twitter TVエコーは、テレビ番組の盛り上がりを示す指標として開発。Twitterへの投稿数だけでなく、到達数も確認可能とし、ツィートが表示された総量を「インプレッション」と呼び、番組に関するツイートの拡散度合いを把握可能になる。

 インプレッションは延べ回数のため、少ない人数で大量のツイートが行なわれるものと、少ない投稿が多くの人に読まれている状況を区別できない。そのため、インプレッションでツィートが表示された人数によっても拡散を評価できるように「インプレッションユーザー数」も集計している。

 ビデオリサーチでは、「テレビとソーシャルメディアの関係性をインプレッションという到達視点を取り入れて明らかにし、テレビメディアの評価を多角的に捉える共通指標のひとつとして活用いただけるものを目指す」としており、同社ホームページ上で「インプレッションユーザー数 TOP5番組」を毎日公開している。

 9月29日からは詳細データの提供に向けた正式契約を開始する。なお、現在ツィート分析の対象となっているのは、関東地区の民放5局+NHKの全5局。ツイートの取得にはハッシュタグとキーワードの両者を用いている。

 ビデオリサーチでは、9月8日~14日の調査結果も発表。1日のツイート投稿ユーザー数は約25万で、総ツイート投稿数は約60万。インプレッションユーザー数(ツイートが表示された人数)は約700万、インプレッション数(ツイートが表示された総量)は約7,900万となった。

 また、インプレッションユーザー数が最も多かったのは「ミュージックステーション」の約215万で、出演者のツィートなど積極的な活用も見られたという。

(臼田勤哉)