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「DMR-BRZ2000」など新DIGA4機種が、ハイレゾサーバーやe-onkyo連携対応

 パナソニックは、4KアップコンバートやNAS対応などを強化した新BDレコーダ「DIGA」の4モデルにおいて、12月中旬のソフトウェアアップデートにより、ハイレゾ音源などの音楽ファイルのホームネットワーク配信に対応する。また、ハイレゾ音楽配信サービス「e-onkyo music」の購入楽曲の自動ダウンロード機能も追加される。

DIGA「DMR-BRZ2000」

 対象となるDIGAは、10月に発売を開始した「DMR-BRZ2000」、「DMR-BRZ1000」、「DMR-BRW1000」、「DMR-BRW500」の'14年秋モデル4製品。

 新DIGAでは、4Kカメラで撮影した映像の保存や再生、パソコンとのファイル共有などのホームサーバー機能を強化したが、新たにハイレゾ音楽配信機能が追加される。これにより、ホームネットワーク内のDLNAクライアント機器にハイレゾ楽曲の配信が可能となる。DIGA側はDSDファイルの配信も可能だが、DLNAクライアント側の対応形式に依存する。

 今回のアップデートにより、DIGAが音楽の保存先やミュージックサーバーとして利用可能になる。なお、DIGAはサーバーとして動作するため、ハイレゾ楽曲の再生には別途DLNAクライアントが必要となる。

 さらに、e-onkyo musicとの連携機能も追加。e-onkyo musicで購入したハイレゾ楽曲を、自動的にDIGAにダウンロードする機能を追加する。DIGAにe-onkyoのアカウントを登録すると、スマートフォンなどから購入した音楽ファイルをDIGA本体に自動でダウンロードする。このため、パソコンやNASを使わずに、ハイレゾ音源の購入から再生までの全てを「PCレス」で行なえるようになる。

 なお、自動ダウンロードを行なうのは購入から1カ月以内の楽曲に限られる。また、DIGAをブロードバンド回線に接続する必要がある。DIGAの電源がスタンバイ状態でもダウンロードは実行される。

新ソフトウェアによる音楽配信のイメージ

 なお、同様のe-onkyo music連携機能を持ったNASは、オンキヨーがQNAPと共同で開発しており、年内発売を予告している。

(臼田勤哉)