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ティアック、可動マイクで約2万円のPCMレコーダ。SDXC対応など「DR-40 V2」

 ティアックは、TASCAMブランドの可動式マイク搭載PCMレコーダ「DR-40 VERSION2」を1月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。2GBのSDカードが付属する。

DR-40 VERSION2

 '11年に発売した96kHz/24bit対応PCMレコーダ「DR-40」に、新機能を追加したモデル。新たにSDXCカードに対応した(従来はSD/SDHCのみ)ほか、動画ファイルとの位置合わせに使えるオートトーン機能、マークの場所でファイルを自動分割するオートディバイド機能、用途に合わせて設定できるオートトラックインクリメント(ファイル更新)機能を搭載している。それ以外の機能は従来モデルのDR-40と共通。

 なお、旧バージョンのDR-40を、DR-40 VERSION 2と同等の機能にする無償アップデートも実施。同社サイトにおいて、ファームウェアVer.2.00を公開予定としている。

 特徴は、録りたい音源にあわせてA-B方式、X-Y方式を切り替えて使用できる可動式ステレオマイクを装備する点。最高96kHz/24bitのPCM録音に対応する。最大125dB SPLの大音量にも耐える耐高音圧設計でバンド録音などにも対応可能としている。ピークを検出して自動的に最適なレベルを設定するピークリダクションや、オートレベル設定なども備える。また、ファントム電源対応のXLR/TRSコンボジャック入力を底面に装備する。

X-Yマイク時
A-Bマイク時

 通常の2トラック録音に加え、4トラックモードも装備。低いレベルでのバックアップ録音を伴うデュアルレコーディングや、非破壊オーバーダビング、内蔵マイクと外部入力の同時録音などに対応する。音程を維持しながら再生速度を変更するVSA機能やリバーブエフェクトなども利用可能。

 44.1/48/96kHz、24/16bitのPCM録音のほか、32kbps~320kbpsのMP3録音にも対応。前面には128×64ドットの液晶を装備する。0.3Wのモノラルスピーカーやライン/ヘッドフォン出力も装備する。

 電源は単3乾電池×3本で、20時間以上の連続駆動が可能。USBバスパワー駆動にも対応する。X-Yマイク時の外形寸法は155×70×35mm(縦×横×厚み)、重量は約213g。

下部にXLR/TRSコンボジャックを装備
側面

(中林暁)