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ヤマハ、Bluetooth対応のテレビ向けサウンドバー/ボード型スピーカー

 ヤマハは、サラウンドシステムの新モデルとして、Bluetooth受信にも対応した一体型筐体のサウンドバー「YAS-105」と、42型以下の薄型テレビの下に設置できるボード型の「SRT-700」を発売する。発売時期はサウンドバーが7月中旬、ボード型が7月下旬。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「YAS-105」が3万円前後、「SRT-700」が3万円台後半。

一体型筐体のサウンドバー「YAS-105」
ボード型の「SRT-700」
設置イメージ

 テレビの前に設置する「YAS-105」と、TVの下に設置する「SRT-700」。「YAS-105」は高さを53mmに抑え、スタンドが低いテレビにも対応可能。壁掛け設置にも対応でき、ポジション切り替えスイッチをスライドさせる事で、壁掛け時に適した音質に切り替える事もできる。

 「SRT-700」は高さ65mm。42型以下の薄型テレビを上に載せられ、約30kgの荷重に耐えられる。

 どちらのモデルも入力端子として、光デジタル×1、同軸デジタル×1、ステレオミニのアナログ音声×1を装備。ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、AAC、2chのPCM音声のデコードに対応。DTSには対応しない。

一体型筐体のサウンドバー「YAS-105」

 頭部伝達関数を利用した独自のバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」を搭載しており、前方に設置したスピーカーで、広がりのある、7.1chサラウンドを仮想的に実現する。また、独自技術「Advanced Bass Extension Processing」により、豊かでパワフルな重低音再生も可能という。

 YAS-105はメインユニットとして5.5cm径のフルレンジ、ツイータに19mm径のバランスドームを採用。7.5cm径×2基のサブウーファユニットも搭載する。アンプの最大出力はメインが30W×2、サブウーファが60W。サブウーファプリアウトも備えている。

 SRT-700は、メインユニットとして4×10cm径の楕円形ユニットを採用。サブウーファユニットは7.5cm径×2基。アンプの最大出力はメインが30W×2、サブウーファが60W。

「YAS-105」を上から見たところ

 テレビなどの音声を聞き取りやすくする「クリアボイス」機能や、テレビリモコン学習機能、自動スタンバイ機能なども備えている。

 Bluetooth受信にも対応し、プロファイルはA2DP、SPPをサポート。コーデックはSBC/AAC。スマートフォンなどからBluetooth接続するとスピーカーがONになるモードも用意。専用アプリ「HOME THEATER CONTROLLER」を使い、音量調整や入力切り替えなどのリモコン操作も可能。

 外形寸法と重量は、YAS-105が890×131×53mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4kg。SRT-700は、546×300×65mm(同)で、重量は6.1kg。

「YAS-105」の入力端子部

(山崎健太郎)