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Westone、騒音を抑えて音を聴ける耳栓「TRUイヤープラグ」。2.5万円の“カスタム”も

 テックウインドは、ノイズや不要な音域を低減しながら聴きたい音域を聴ける、米Westoneのシリコン耳栓「TRUイヤープラグ」を7月18日より発売する。ユニバーサルモデル「TRU レクリエーショナル」と、ミュージシャンやコンサートスタッフなどの使用を想定した「TRU プロフェッショナル」の2種類をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はレクリエーショナルが3,980円前後(税込)、プロフェッショナルが各11,800円前後(税込)。

 また、耳型採取を行なって作るカスタムオーダーモデル「TRU カスタムイヤープラグ」も用意する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,800円(税込)。別途、耳型代が必要となる。

TRU レクリエーショナル(ブルー)
TRU レクリエーショナル(ピンク)

 シリコンのイヤープラグ本体に特定の音域を低減するフィルターを装着することで、ノイズなど不要な騒音を抑える耳栓。大音量のライブやフェスなどでも、耳を痛めずに音楽を楽しめるとする。またウレタンフォーム製の耳栓で感じられる"モコモコ感"もないという。

 レクリエーショナルは、80~120dB程度の音量に対応する専用固定フィルターを内蔵。この音域は電車内や幹線道路沿いの騒音や、ライブハウスやクラブなどのシーンに相当する。平均減衰量は20dB。カラーはスモーク、ピンク、ブルーの3色を用意する。

「TRU プロフェッショナル」

 プロフェッショナルは「WM16」と「WM25」の2モデルを用意。どちらもフィルター交換が可能で、カラーはスモークのみ。WM16は一般的なオフィスの音量から工場・カラオケなどに相当する、50~90dB程度の音量に対応するフィルターを同梱。WM25はガード下や車のクラクション、ライブハウス、音楽スタジオに相当する、90~130dB程度の音量に対応するフィルターを備える。平均減衰量はWM16が18dB、WM25が24dB。別売オプションとして、フィルター「WM10」(対応音量:40~60dB)、「WM20」(同:90~100dB)が、各7,980円で用意される。

 カスタムオーダーモデルは、Westoneのカスタムイヤフォン販売店でシリコンの耳型を取って作る受注品で、全16色のカラーバリエーションを用意。フィルターはプロ向けモデルと同じくWM10、WM16、WM20、WM25の4種類に対応する。

TRU カスタムイヤープラグ

 ヘヴィメタルバンド「LOUDNESS」のボーカルを務める二井原 実氏は、カスタムオーダーモデルについて「(装着することで)骨伝導で伝わった自分の声がクリアに聞こえ、ボイスコントロールやピッチコントロールがしやすい。イヤモニを使わないライブ、アコースティックのライブ、レコーディングなどで活躍できる」とコメントしている。

16色のカラーバリエーションを用意

(庄司亮一)