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シャープ、第2四半期は営業赤字260億円に下方修正。中国スマホ向け液晶が不振

 シャープは26日、2015年度の第2四半期業績予想を下方修正すると発表。営業利益は5月14日時点で100億円の黒字を予想していたが、修正後は260億円の赤字を見込む。四半期純利益は840億円の赤字を予想。合わせて、通期業績予想も下方修正した。

 下方修正の理由については、中国市場向けスマートフォン用の中小型液晶パネル販売減や、競争激化による価格下落などを挙げている。第2四半期業績予想の詳細は、売上高が5月17日発表時点の1,300億円から、1,270億円に修正。営業損失は260億円、経常損失は390億円、四半期純損失は840億円のそれぞれ赤字を予想している。

 2015年度の通期業績予想も下方修正。売上高が2兆7,000億円(5月14日発表の予想から3.6%減)、営業利益は100億円の黒字(同87.5%減)を予想している。

 なお、第2四半期の決算は10月30日に発表予定。

(中林暁)