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Pioneer DJ、力強いキック音を鳴らせるDJ/楽曲制作用モニタースピーカー

 Pioneer DJは、DJプレイや楽曲制作向けのアクティブモニタースピーカー「DM-40」を6月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,800円前後。

DM-40

 2ウェイのフロントバスレフ型で、3/4インチのソフトドームツイータと4インチのグラスファイバーウーファ、AB級アンプを搭載。出力は21W/4Ω×2ch。ツイータには、TAD Labsのスピーカー開発で培った技術を元に、指向性を制御する「DECO」を用いた凸形状ディフューザーを採用。また、ウェーブガイドを設けて中高域の音を左右と上方へ振り分け、広いスイートスポットと立体感のある音像を生み出せるという。

音の指向性のイメージ
Groove技術採用のフロントバスレフ

 ウーファとツイータの前後の距離差を調整(タイムアライメント)し、再生音の帯域間のズレを軽減してくっきりとした音像を実現する。また、フロントバスレフにすることで近くの壁などの反射の影響を低減している。バスレフダクト開口部には空気抵抗を減らすGroove技術を採用し、「力強いキック音」を実現する。また、キャビネットはフロント部を曲面にして、キャビネット表面での不要な音の干渉を抑制。広がりのある高音再生ができるという。

 入力端子はRCAとステレオミニで、入力インピーダンスは10kΩ。前面にはボリュームノブとヘッドホン出力を備える。消費電力は35W(待機時0.5W以下)。外形寸法と重量は、左ユニットが146×223×227mm(幅×奥行き×高さ)で約2.7kg。右ユニットが146×210×227mmで約2.2kg。

タイムアライメントのイメージ
フロントがラウンド形状のキャビネット
Pioneer DJ DM-40 Official Introduction

(庄司亮一)