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パナソニック、リオ五輪に向けマーケティングを強化。過去最大のAV機器納入

 パナソニックは19日、ブラジル・リオデジャネイロで8月に開催される夏季オリンピック/パラリンピックにおけるスポンサーとして、グローバルマーケティング活動の内容を発表。TOP(The Olympic Partner)を務める同社は大会期間中、リオ市内のシュガーローフ マウンテンに企業パビリオンを開設し、映像コンテンツ上映や透明スクリーンディスプレイなど独自技術を使った体験型展示などを行なう。また、サッカーのネイマールJr.選手を起用し、オリンピックをテーマとしたテレビCMやウェブ展開を行ない、オリンピック・ムーブメントの醸成に貢献していくとしている。

 シュガーローフマウンテンに開設するパビリオン「Stadium of Wonders」(床面積約500m2)は、オリンピック期間中の8月7日~21日まで開設。25年以上のオリンピックサポートの歴史を紹介する映像コンテンツ上映のほか、透明スクリーンディスプレイや、LED光源を使った独自の通信技術「光ID技術」などの独自技術による空間演出、アスリートの記録を体感する体験型展示を行なう。

 また、パナソニックとして初となる、トーチリレーのパートナー契約をリオオリンピック・パラリンピック大会組織委員会(Rio2016)と締結し、パビリオン内で現物のトーチなどの展示も実施する。

 グローバルマーケティング活動としては、アンバサダーとして契約しているサッカーブラジル代表のネイマールjr.選手を、リオオリンピックのイメージキャラクターに起用し、テレビCMやウェブキャンペーンをグローバル展開。同社のオリンピック・パラリンピックのスローガン「Sharing the Passion」のもと、ネイマールJr.選手のリオオリンピックにかける情熱と、夢を追いかけている世界中の人たちの思いをウェブ上で共有する「Dream FITA」プロジェクトも実施する。

パナソニックの「Sharing the Passion」Webサイト

 また、映像音響機器カテゴリーのTOPスポンサーとして、映像演出やシステムオペレーションなどのソリューションを含め、過去最大規模の映像音響機器を会場に納入。国際オリンピック委員会(IOC)やRio2016、オリンピック放送機構(OBS)と協力し、大会運営をサポートする。

 納入するAV機器は、AVC-ULTRA記録のフルHDカメラ「AJ-PX5000Gシリーズ」や、過去最大となる72画面のLED映像表示装置(計1,886m2)のほか、音響システムが41会場、テレビが15,500台、プロジェクタ210台、HDレコーダ100台、HDカメラレコーダ100台など。

 また、公式開閉会式パートナーとしてRio2016とのパートナー契約に調印。8月5日の開会式では、20,000ルーメンの高輝度と高画質化を実現したコンパクトなプロジェクタ「PT-DZ21K2」約110台、マルチ放送規格の2MEライブスイッチャー「AV-HS6000シリーズ」などが会場となるマラカナ・スタジアムに設置され、「最新の映像音響機器やプロジェクションマッピング技術で開閉会式を演出する」という。

(庄司亮一)