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CAROT ONE、ヴィンテージ真空管「ムラード CV4003」を採用した50台限定のアンプ

 ユキムは、CAROT ONEブランドの真空管プリメインアンプ「ERNESTOLONE PHONO EXV EVOLUTION」を4月上旬に発売する。フォノアンプも内蔵し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は84,800円前後。ヴィンテージ管を採用しており、50台限定生産となる。

真空管プリメインアンプ「ERNESTOLONE PHONO EXV EVOLUTION」

 1970年代にイギリスで製造されたムラードの真空管「CV4003」を採用。軍の通信用として長年保管されていたもので、ECC82の特別高信頼管となる。「現代の真空管とは一線を画す音質を持つヴィンテージ管と、解像度に優れる高性能オペアンプの組み合わせで聴くアナログ・サウンドは、太く温かみのある音の中に、ハイエンド・オーディオのエッセンスを感じさせるゴージャスな魅力に溢れている」という。

 オペアンプは、ナショナル・セミコンダクター製の「LME49990」を採用。8PIN両面基板に、オペアンプを2個実装している。

 MM用のフォノアンプも内蔵。一体型の筐体だが、内部では上下に分離しており、上のケースにはフォノアンプとプリアンプ、下のケースにはパワーアンプを搭載。相互干渉を防いでいる。全モデル日本でバイアス、およびL/Rレベル調整、サウンドチェックをした上で出荷される。

MM用のフォノアンプも内蔵

 出力は12W×2ch(8Ω)、25W×2ch(4Ω)。プリ部には入力端子として、RCA(Phono)×1、3.5mmステレオミニジャック×2(リア×1、フロント×1)を用意。プリからの出力は3.5mmステレオミニ×1。パワー部の入力も3.5mmステレオミニ×1。スピーカーターミナルはバナナプラグにも対応する。

 プリ部には、3.5mmステレオミニのヘッドフォン出力も搭載。ヘッドフォンアンプとして使うこともできる。出力は600mW×2ch(32Ω)。外形寸法は75×140×123mm(幅×奥行き×高さ)。

背面