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【ドローン空撮入門】飛ばす際の注意点。飛行禁止場所、ドローンの弱点とは?

 ドローンユーザーたるもの、飛行禁止場所や取り扱い上の注意点は事前に確認しておくべきだ。ここでNG飛行例をチェックして、安全な運用を心がけよう。

ドローン空撮入門

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この記事の内容は、6月19日発売のムック「ドローン空撮入門」(インプレス刊 2,000円/電子版1,800円)から一部を掲載したものです。

【前回記事】世界中に広がるドローン空撮ブームと国内の現状

話題の「ドローン」といわれるマルチコプターは、これまで撮影できなかった場所や高さから、動画や写真撮影を楽しめるホビーグッズ。大空に飛ばす楽しさにプラス、「絶景写真」が自分の手で撮影できる! 本誌はこの「ドローン」の基本知識や選び方、ルールやマナー、飛ばし方に加え、空撮方法を丁寧に解説。DJI社の最新ドローン「Phantom 3」を使い、動画や写真を撮影する方法が初心者でもわかるように解説! 「安全に」飛行させるための基本操作は、DVDビデオでも解説。今からドローンをはじめる入門者必読の1冊。

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飛行禁止場所とドローンの弱点を知っておこう

 ドローンに関する規制は徐々に整備されつつあるが、不慮の事故やトラブルを防止するには、ユーザーひとりひとりが正しい運用方法を理解しておく必要がある。メーカーが定めている飛行禁止区域で飛ばさないのは当然だが、たとえ飛行が許可されている場所であっても、電波障害が強い街中や、悪天候の中でのフライトは非常に危険だ。これらのシチュエーションは避けて安全な飛行を心がけてほしい。

 ドローンユーザーに求められる最も重要な素養は、危険な場所を飛ばせる高度な操縦テクニックではなく、故障や墜落のリスクが高い場所を見分ける判断力だ。以下に主なNG飛行例を列記するので、ドローンを飛ばす際には常に念頭に置いておこう。

規制されていない場所でも、人が多い時間帯は避けたい。周囲に人がいないことが飛行の第一条件だ
NG その1 重要機関と空港周辺での飛行

 国内では、重要機関周辺でのドローンの飛行を禁止する法案が決まりつつある(2015年5月30日時点)。すでにDJI社では、空港周辺の2.4km以内と、皇居周辺1.2km以内、首相官邸1km以内を飛行禁止エリアとして設定している。これらのエリア内では同社のドローンを飛ばすことはできないので注意したい。また、原則国内では対地高度150m以上の空域での無許可飛行が禁止されている。

重要機関周辺
空港周辺
DJI以外のメーカーのドローンは飛行禁止設定がされていない場合もあるが、こういった場所では飛ばさないようにしよう
NG その2 民有地での無許可飛行

 私有地では、土地所有者の許可さえ取れていれば自由にドローンを飛ばすことができる。ただし、ここで気を付けたいのが、ドローンを飛ばすうちに他人の敷地に侵入してしまうケースだ。他の私有地上空を通過する際には、土地所有者の承諾が必要となる。隣家に侵入したりしないように注意しよう。

他人の私有地
ドローンはカメラを搭載しているため、民家などへ侵入した場合にはプライバシーの侵害に当たるリスクもある
NG その3 電波干渉が強い場所での飛行

 周囲に電子機器や電波塔などがあると、ドローンのコンパスキャリブレーションは正常に行なえない場合がある。仮にキャリブレーションがうまくいったとしても、電波干渉が強い環境ではコントローラーの信号が混信して操縦不能になるリスクがあるので注意したい。いずれにせよ、街中での飛行は控えるべきだろう。

電子機器や電波塔の周囲
基地局や電波塔の周囲は飛行中に電波干渉が発生するリスクが高い。また、パソコンなどの電子機器も機体から離すようにしよう
NG その4 悪天候時の飛行

 Phantom 3をはじめ、多くのドローンは防水、防塵の機能を備えていない。雨風の中での飛行は、機体の故障や思わぬ事故につながりかねないので控えよう。また、砂浜などでの離着陸も機体の内部に砂やホコリが入る可能性があるので避けたい。地面の状態が悪い場合は、ハンドキャッチで着陸させるのも手だ。

雨天の屋外
Phantom 3の場合、通気口やマイクロUSBポートから雨や砂塵が入ってしまう可能性がある。小雨であっても飛行は避けるべきだ
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