ピクセラ、TVキャプチャ「PIX-MPTV」シリーズのアップデータ
―スタンバイへ移行しない不具合などを修正


2月8日公開



 株式会社ピクセラは、TVキャプチャカード「PIX-MPTV/P1W」、Windows対応TVキャプチャボックス「PIX-MPTV/U1W」、Macintosh対応「PIX-MPTV/U1M」、Macintosh用キャプチャユニット「PIX-MPGCP/U1-MAC」のアップデータを公開した。


■ PIX-MPTV/P1W

PIX-MPTV/P1W
 対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000/XP。ファイルサイズは約5.90MB。実行することにより、「PixeStationTV」と「PixeDV/EX for PCI」がアップデートされる。

 変更点は次の通り。

● PixeStationTV

  • タイムシフトのOn/Off切り替え機能を追加(タイムシフトをOffにできるのはプレビュー時のみ)
  • 予約録画終了時にスタンバイへ移行しない不具合を修正
  • 静止画キャプチャすると、キャプチャーボタンをクリックした時点の静止画と実際にキャプチャされた静止画が異なっている不具合を修正(録画ブラウザ)
  • Windows XPでスタンバイから復帰後に、マウスなどの操作がなかった場合に予約が始まらない不具合を修正(TVスケジューラ)
  • スタンバイに移行できなかったときに予約が始まらない不具合を修正(TVスケジューラ)
  • キャプチャボードを使用するアプリケーションが同時に立ち上がらないように変更
● PixeDV/EX for PCI

  • プレビュー時、テンポラリバッファを使用しないように変更。キャプチャ設定ダイアログのテンポラリバッファに関する設定がなくなった
  • PixeStationTVや録画ブラウザが起動しているときに、モードセレクターから入力、またはアルバムを起動すると、PixeDV/EXが応答しなくなってしまう不具合を修正
  • MPEG書き出しにおいて音ずれが発生する場合があったのを修正
  • MPEG書き出し処理が終了しない場合があったのを修正
  • MPEGエディタでカット編集後、MPEG書き出しを行なうとエラーが発生する場合があったのを修正
  • キャプチャボードを使用するアプリケーションが同時に立ち上がらないように変更


■ PIX-MPTV/U1W

PIX-MPTV/U1W
 対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。ファイルサイズは約5.73MB。PIX-MPTV/U1Wに付属のアプリケーション「PixeStationTV」と「PixeDV/EX for USB」の不具合が修正される。

 同アップデータを適用することによって改善される点は、「PIX-MPTV/P1W」の「PixeStationTV」および「PixeDV/EX for PCI」の項目と同じ。


■ PIX-MPTV/U1M

 対応OSはMac OS 8.6以降。アップデータはPowerPC G4用とPowerPC G3用の2種類が用意され、ファイルサイズはそれぞれ約4.25MB、約4.17MBとなっている。なお、「PixeStationTV」はVer.1.01、「PixeDV for Mac」はVer.2.01にアップデートされる。

 同アップデータにより修正される項目は次の通り。

● PixeStationTV

  • 各パネルの位置、ウィンドウの位置とサイズを記憶するように変更
  • キャプチャボックスに対するパワーマネジメントをアプリケーションの起動中にも有効にした(アプリケーションの起動中でも一定時間ボックスとの通信がない場合、ボックスは省電力状態になる)
  • Mac OS XのClassic環境で2GB以内のファイルであれば再生できるようにした(2GB以上のファイルは再生不可)
  • TVビューワーで録画中に表示される録画残り時間の表示を、表示部分をクリックすることで録画経過時間に切り替えられるように変更
  • 強制スリープ状態から復帰した直後にTV再生ができない点を改善
  • 環境設定の画質調整で「色合い」の設定が有効に動作しない点を修正
● PixeDV for Mac

  • プレビューOFFモードで保存を行うと、アプリケーションがフリーズする問題を修正
  • 取り込みビットレートを5.5Mにすると録画情報表示がおかしくなる点を修正
  • MPEG書き出しメニューのビデオCD書き出しの処理が正常に完了しない場合がある点を修正
  • MacOS XのClassic環境で2GB以内のファイルであれば正常に再生
  • 環境設定の画質調整で「色合い」の設定が有効に動作しない点を修正
  • MPEG書き出しメニューのビデオCD書き出しで作成したファイルが、ビデオCD作成ソフトで利用できない場合がある点を修正
  • MPEG初期設定の最高画質・高画質・低画質の取込みビットレートや音声ビットレートの値がPixeStationTVと異なる点を修正


■ PIX-MPGCP/U1-MAC

PIX-MPGCP/U1-MAC
 対応OSはMac OS 8.6以降。アップデータはPowerPC G3用とPowerPC G4用の2種類が用意される。容量はG3用が約3.08MB、G4用が約3MB。同アップデータを適用することで、付属のアプリケーション「PixeDV for Mac」がVer.1.5.1に更新される。

 Ver.1.5.1での修正点は次の通り。

  • MPEG書き出しメニューのビデオCD書き出しの処理が正常に完了しない場合がある点を修正
  • Mac OS XのClassic環境で2GB以内のファイルを再生可能にした
  • 環境設定の画質調整で「色合い」の設定が有効に動作しない点を修正
  • MPEG書き出しメニューのビデオCD書き出しで作成したファイルが、ビデオCD作成ソフトで利用できない場合がある点を修正
  • MPEG初期設定の最高画質・高画質・低画質の取込みビットレートや音声ビットレートの値が前バージョンと異なる点を修正
□ピクセラのホームページ
http://www.pixela.co.jp/
□「PIX-MPTV/P1W」のダウンロードページ
http://www.pixela.co.jp/MPTV/PIXMPTVP1W/download.htm
□「PIX-MPTV/U1W」のダウンロードページ
http://www.pixela.co.jp/MPTV/PIXMPTVU1W/download.htm
□「PIX-MPTV/U1M」のダウンロードページ
http://www.pixela.co.jp/MPTV/PIXMPTVU1M/download.htm
□「PIX-MPGCP/U1-MAC」のダウンロードページ
http://www.pixela.co.jp/MPEG/Mac/download.htm
□関連記事
【2001年12月12日】【EZ】第39回:充実のコストパフォーマンス「PIX-MPTV/P1W」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011212/zooma39.htm
【2001年11月21日】ピクセラ、TVチューナ搭載USB MPEG-2キャプチャBOX
―iEPG対応、ビデオ出力も搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011121/pixela.htm
【2001年10月30日】ピクセラ、ハードウェアエンコーダ/TVチューナ搭載カード
―iEPG対応、DVD-RAMへのVR書き出しも可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011030/pixela.htm

(2002年2月13日)

[takah-ta@impress.co.jp]

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