ケンウッド、業界初のNet MD対応薄型MD/CDシステム
―USBオーディオデバイスとしても動作可能


MDX-J9
7月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス

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 株式会社ケンウッドは、Net MDに対応した薄型MD/CDステレオ「RAMPAGE MDX-J9」を7月上旬に発売する。また、J9からNet MDとPCソフトを省いた「RAMPAGE MDX-J7」も7月下旬に発売する。価格は両機種ともオープンプライスだが、店頭予想価格はJ9が6万円前後、J7が5万円前後と見込まれる。両機種にはカード型リモコンが付属、J7にはシルバー(-S)とグリーン(-G)の2色を用意する。

MDX-J7(上:シルバー、下:グリーン)
 デザインは同社の「MDX-G7」を踏襲した奥行き51mmの薄型設計で、スピーカー部を折り畳むことが可能。AM/FMチューナも内蔵している。

 USB端子を装備し、PCの外付けスピーカーとしても利用できる。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP。ただしJ7は、USB経由の録音には未対応。

 MDX-J9の最大の特徴は、CD/MD複合型ステレオで業界初(同社)となるNet MD機能を搭載したこと。同梱の音楽管理ソフト「Mulia」を使って、PC上のWAVやMP3ファイルをOpenMG形式(ATRAC3)に変換し、USB経由でMDに転送することが可能。Muliaは、独自の圧縮音楽高音質化技術「Supreme2」を搭載しており、PCで音楽を再生する場合にも音質の向上が期待できる。また、CDDB2をサポートする。

 MD部はMDLPに対応しており、漢字入力・表示機能やグループ管理機能を搭載。光デジタル入力端子とサンプリングレートコンバータを内蔵するほか、CDからMDへの倍速ダビングも可能。CDテキストの表示にも対応している。

 スピーカーは7cm径ウーファと2.5cm径ツィータを組み合わせた2ウェイ型で、反磁気回路方式を採用した新設計。「リニアリティーに優れたサウンドを実現する」としている。アンプの出力は2W×2ch。

 MDX-J7は、J9からNet MD機能と同梱ソフトのMuliaを省いた製品で、それ以外の機能はJ7と同じ。両機種とも外形寸法および重量は、470×51×172mm(幅×奥行き×高さ)、1.7kg。単3アルカリ電池6本使用時のCD再生時間は約2.5時間、MD再生は約3.5時間となっている。


□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.kenwood.co.jp/j/press/press20020604.html
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(2002年6月5日)

[nisiuti@impress.co.jp]

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