ビクター、世界初の解像度QXGA D-ILA3板式プロジェクタ
-HD信号のリアル投影に初対応


6月12日受注開始

標準価格:オープンプライス

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 日本ビクター株式会社は、解像度QXGA(2,048×1,536ドット)のD-ILAプロジェクタ「DLA-QX1」を発売する。生産は受注生産で、6月12日より受注受け付けを開始。価格はオープンプライスで、レンズは別売。標準レンズを取り付けた構成での販売価格は4,000万円程度の見込み。同社では解像度QXGAプロジェクタは「反射型素子として世界初・業界最高」としている。

 投影素子は、新開発の1.3型D-ILA×3枚。解像度QXGAは「今まで不可能であったHDフルスペック(1,920ドット×1,080ドット)の映像をリアル解像度で表示可能にすると共に、デザイン・CAD/CAMなどの高精細画像への幅広いニーズに対応する」(同社)としている。

 また、高精度新光学系を開発することでコントラスト比は1000:1を実現。光源は新開発の2kWキセノンランプを採用。発光スペクトラム分布を自然光に近づけ、色再現などを高めると共に、輝度7,000ANSIルーメンを実現し、最大投影インチ数は600型となっている。

 デバイスドライバLSIは、RGB各色を10bitデジタル入力と、ピクセルクロックは420MHzまでに対応する専用のものを新開発。同LSIにはガンマ補正の為のルックアップテーブルを3面備え、12bit演算により入力信号に合わせたガンマ設定を高精度化して高品位映像の表示に対応。これまでの8bit入力/1677万色表示と比較して、10bit入力では10億色表示以上の色再現が可能となったという。

 入力インターフェイスは、カードスロット方式を採用。標準添付のアナログRGB入力インターフェイスは、10bit ADCを標準装備。オプションのHD入力インターフェイスは、コンポーネント入力とHD-SDI入力を用意し、1,080/24p~1,080/60iのHD信号を、動き適応I/P変換による順次走査で変換し、リアルHD映像を投影できる。

【主な仕様】
投影素子 1.3型D-ILA×3枚
素子解像度 2,048×1,536ドット(QXGA)、1,536TV本(アスペクト比4:3/RGB入力時)
輝度 7,000ANSIルーメン
コントラスト比 1,000:1以上
輝度 7,000ANSIルーメン
入力信号 RGB×1、コンポーネント×1(オプション)、HD-SDI×1(オプション)
光源 2kWキセノンランプ
消費電力 2,800W(200~240V)
最大外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
720×951×368mm(レンズ、ハンドル除く)
重量 85kg(レンズ、ハンドル除く)

□日本ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/products/pro/DLA-QX1.html
□関連記事
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―携帯電話向け2.2型アクティブ型フルカラー有機ELも初出品
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~QXGA表示プロジェクタを参考出展~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010126/victor.htm

(2002年2月14日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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