ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(ブエナ・ビスタ)は26日、販売店向けイベント「ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント2002年夏のコンベンション」を開催した。 このコンベンションは、2002年後半にリリースされる新作タイトルや、マーケティングプランなどを発表するもの。今回は9月20日にDVDとビデオが発売される「モンスターズ・インク」、初DVD化となる「美女と野獣」を中心に、クリスマス商戦までを視野に入れた内容となった。
DVD「モンスターズ・インク」は9月20日発売。「スペシャル・エディション」(VWDS-4600)と、ハードカバーのイラスト集、アロハタイプシャツを同梱した「DVD リミテッド・コレクターズ・ボックス」(VWDS-4624)の2種類を用意し、価格は「スペシャル・エディション」が4,200円、「DVD リミテッド・コレクターズ・ボックス」が16,000円。 ディスクは2枚組みのピクチャーディスク仕様で、片面2層を使用。本編映像はビスタサイズをスクイーズ収録する。音声は、英語がドルビーデジタル5.1chとDTSの2種類、日本語はドルビーデジタル5.1chのみとなる。 特典ディスクには、NG集や短編アニメ「フォー・ザ・バーズ」、設定資料などを収録。また、モンスターズ・インクのキャラクター達が登場する、新作の短編アニメ「マイクとサリーの新車でGO!」(約4分)も収められている。 発売告知のプロモーションは「今度は君の部屋で……」が合言葉。それに伴い、日本独自の企画として、モンスター達がふすまを開けて和室の中をうかがうという広告を製作。CMや各種媒体でアピールしていくという。同社では「アラジン」を抜き、400万本のセールスを目指したい構えだ。
DVD「美女と野獣 スペシャル・リミテッド・エディション」(VWDS-4612)は、10月25日発売。ピクチャーディスク仕様の2枚組みで、価格は4,200円。2003年1月31日までの限定出荷となる。 本編ディスクは片面2層を使用。映像はビスタサイズをスクイーズ収録する。音声は英語と日本語をドルビーデジタル5.1chで収録。字幕も日本語と英語を用意する。 新たにミュージカル・シーンを追加した特別版に加え、オリジナル劇場公開版、絵コンテバージョンの3種類の本編を収録。特典ディスクには、メイキングやミュージッククリップ、「お城の魔法を解け!」(ゲーム)などを収録する。 今回のDVD化は、同社の情報サイト「CLUB-BVHE」でのアンケート結果を受けてのもの。DVD化を望む声が非常に高く、アイマックスシアターでの再上映も好評だという。 発売にあたり、「信じあう力」をテーマにしたプロモーション活動を展開。若い女性やファミリー層をターゲットとし、主に女性のラジオDJやアナウンサー、ライターに、各媒体で作品の魅力を語ってもらうという。 また、セリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンのデュエットでヒットした主題歌を、メディア露出の際に積極的に使用。新たに大物アーティストとの楽曲タイアップも実施されるという。
また、会場ではディズニー・ビデオ・プレミアの新作も発表された。ディズニー・ビデオ・プレミアとは、劇場用アニメ作品の続編を中心に製作されるオリジナル・ビデオ・アニメシリーズ。 アナウンスされたのはDVD「101匹わんちゃん II ~パッチのはじめての冒険~」(VWDS-4614)。発売日は12月6日で、価格は3,800円。ストーリーは、101匹のダルメシアンの中の1匹「パッチ」にスポットを当て、犬のヒーローにあこがれる彼の冒険を描くというもの。 ディスクは片面2層のピクチャーディスク仕様。映像はスクイーズ、音声は英語と日本語をドルビーデジタル5.1chで収録。字幕も日本語と英語を用意する。特典映像として、NG集やスタジオ見学映像などを収録している。 ディズニー・アニメーションのエグゼクティブ・バイス・プレジデントのシャロン・モリル氏は、同シリーズの今後について「優れたストーリーと、劇場用作品に負けないメガマーケティングに支えられ、クオリティの高い作品を続々とリリースする」と、意気込みを語った。 ほかにも、クリスマス作品として新作DVD、3タイトルが発表された。11月8日に発売するのは、ディズニーの様々なキャラクターが総登場してクリスマス・パーティーを開く「ミッキーのマジカル・クリスマス/雪の日のゆかいなパーティー」(VWDS-4626)。 12月6日に発売されるのは、森の仲間達のクリスマスから新年にかけてのエピソードを盛り込んだ「くまのプーさん/みんなのクリスマス」(VWDS-4618)、野獣の城での知られざるクリスマスストーリーを描いた「美女と野獣/ベルの素敵なプレゼント」(VWDS-4620)。価格はいずれも3,300円。 なお、今回のコンベンションでは、ディズニー・アニメーションの作品紹介が中心となっており、それ以外の作品については、簡単な予告編の紹介だけに留まった。また、一部で話題となっている「千と千尋の神隠し」の色調問題についても説明などはなかった。 この件に関して、ブエナ・ビスタにあらためて話を聞いたところ、「色調に関してはスタジオジブリの承諾を得たものであり、製作者の意図を忠実に再現したものだと認識している。よって、色調を変更しての再販などは一切考えていない」という、7月23日に公開された公式見解と同じ回答しか得られなかった。
□ブエナビスタのホームページ (2002年7月26日) [yamaza-k@impress.co.jp] |
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