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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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アキュフェーズ株式会社は、独自のデジタル伝送インターフェイス「HS-Link」を増設できる一体型SACDプレーヤー「DP-77」を12月初旬に発売する。価格は60万円。 同社のSACDプレーヤー「DP-85」(標準価格88万円)の下位モデル。HS-Linkをオプションにするなどの変更により、低価格化を実現している。なお、SACDのマルチチャンネルには対応していないが、トランスポート、プロセッサそれぞれに入出力端子を備え、トランスポートのみや、プロセッサのみの使用も可能。 HS-Link出力ボード「DO2-HS1」(標準価格8万円)を増設することで、SACD/CDトランスポートとしても使用でき、デジタルプリアンプ「DC-330」やマルチチャンネル・ディバイダー「DF-350」と接続することで、パワーアンプ直前までデジタルで伝送するマルチアンプシステムを構築できる。なお、HS-Link入力ボード「DI2-HS1」(標準価格10万円)は拡張スロットを2個必要とするため、出力ボードとの同時使用はできない。 トランスポート部のピックアップは、1つのレンズにSACD用(650nm)と、CD用(780nm)の2種類のレーザーダイオードを装備した「1レンズ/ツイン・ピックアップ」。ピックアップ機構全体の小型化を図ることで、SACD/CDの切り替え時間やアクセス時間を短縮したという。 また、サーボ電流の変動も低減され、高精度の読み取りが可能。なお、従来のCDもSACDと同様の信号処理を行なうことで、高品位な再生ができるという。インシュレータはハイカーボン鋳鉄製。高剛性のシャーシ構造を採用し、防音、防振対策を施している。 プロセッサ部は内部で独立しており、単体での使用も想定。オプションの入力ボードを追加することで、2.8224MHz/1bit、192kHz/24bitなどの入力にも対応できる。また、「ウルトラ・ジッターフリーPLL回路」を採用、入力された信号からジッタやひずみの無いマスター・クロックを抽出する。 D/Aコンバータは、ΔΣ型D/Aコンバータを複数個同時に作動させ、変換精度やS/N比、ダイナミックレンジなどの性能を向上を図る「MDS plus 方式D/Aコンバータ」を搭載。4回路を並列動作し、2倍の性能向上が期待できるという。 内部のデジタル回路とアナログ回路は完全に分離しており、内部伝送には80Mbpsのアイソレーテッドデジタルカプラを採用。雑音がデジタル信号に混入しにくいため、優れた音質を実現したという。 デジタル入力は光/同軸デジタルを各1系統、トランスポート用出力端子は、CD専用の光/同軸デジタルを各1系統用意。アナログ出力はバランス(XLR)/アンバランス(RCA)を各1系統装備する。独自のボード規格、ADB2ボードを2枚増設可能。また、オプションのHPCオプティカル入出力ボードや、AES/EBU入出力ボードなども増設できる。 【主な仕様】
□アキュフェーズのホームページ
(2002年11月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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