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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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国内未公開の製品が並んだ松下電器産業ブースは、日本のマスコミ関係者からも高い関心を集めていた。今回は、その中でも注目される製品をピックアップして紹介する。 なお、米国の来場者に一番受けていたのは、北米初公開の「新D-Snap(SV-AV30)」だった。
■ 低価格普及モデルのDVDレコーダの「DMR-E50」を発表
「DMR-E30」の後継機に相当するもので、北米市場においてDMR-E30の設定価格が699.95ドルだったことを考えると、E30の価格を継承しつつDMR-E50に世代交代していくことが予想される。先日開催されたプレスカンファレンスでも「VHSキラーの本命」というコメントを飛び出すほどで、米Panasonicがこの製品にかける期待は大きい。 録画メディアはDVD-RAM、DVD-Rに対応。映像出力はプログレッシブ出力が可能と、スペック自体はDMR-E30をそのまま継承しており、スペックダウンされたエントリーモデルというわけではない。
なお、新機能として「MP3ディスクの再生」、「クイックビュー機能」が追加されている。クイックビュー機能とは、音声再生を正しく行ないながらコンテンツを1.3倍速で再生する機能で、ニュース番組などを手早く視聴したい場合に役に立ちそうだ。
■ MPEG-4を再生できるポータブルDVDプレーヤー「DVD-LX9」
まず、液晶パネルの縦解像度がDVD-LA95の約2倍の480ドットとなった。これにより、DVDビデオ映像のポテンシャルを過不足なく表示できるようになったことはもちろん、画質的にも競合機に対抗できる力を獲得した。なお、画面サイズは16:9の9型ワイドでDVD-LA95から変わっていない。 また、スピーカーやAVレシーバを接続できるドッキングステーションが用意されており、リビングルームでは据え置き型プレーヤー同様に活用できるという。なお、映像出力はプログレッシブスキャンに対応する。 技術的なトピックは、マイクロソフトと共同で策定した、PCとAV機器とのデータフォーマット互換規格技術「HighMAT」に対応したことだろう。PCとの親和性が売りのHighMATに準拠するだけに、本機はDVD-RAM、DVD-R、CD-R/RWなどのメディアに記録されたMP3、JPEG、MPEG-4ビデオファイルなどを再生できる。 さらに、SDメモリーカードスロットを実装しており、上記の再生対応ファイルをSDメモリーカード経由で再生できる。カテゴリはポータブルDVDプレーヤーだが、「ポータブルSDメモリーカード・メディアプレーヤーとしての活用」も、大きな訴求ポイントといえる。
■ DVDデジカムがSDカードスロット搭載でリニューアル
ボディデザインが変更され、DVDドライブ部の角がとれ洗練されたデザインになっている。外形寸法も小さくなっているが、持った感じではそれほど変化はないという印象。 レンズは手ぶれ補正機能付き光学10倍ズームを採用。VDR-M20は光学12倍ズームだったので、新しい光学系が採用されていると想像される。そのほか、DVD-RAM使用時の編集機能の強化、そしてSDメモリーカードスロットの採用が機能強化点として挙げられる。
なお、SDメモリーカードは、静止画記録先として利用できるだけで同社製DVカメラのようなMPEG-4動画記録には対応していない。こちらは少々残念なところだ。
■ そのほかPanasonicブースで見かけた新製品
□2003 International CESのホームページ(英文) (2003年1月10日)
[Reported by トライゼット西川善司]
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