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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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松下電器産業株式会社 パナソニックマーケティング本部は26日、報道関係者向けに、新製品展示会を開催した。未発表の製品の展示などは行なわれなかったが、先日発表したばかりのDVDレコーダ用ネットワークアダプタ「ブロードバンドレシーバー(DY-NET2)」のデモなどが行なわれた。
ブロードバンドレシーバーは、同社のDVDレコーダ「DMR-E90H/E80H」や、「DMR-HS2」に接続し、携帯電話を利用してEPGを使った録画予約を可能するアダプタ。株式会社アイラテが提供する携帯電話用EPGサイトを利用して、録画予約が可能となる。 会場では、携帯電話を使った録画や、本体操作のデモが行なわれた。同レシーバは、IPベースで動作し、本体操作や録画が行なえるため、メールベースの録画予約サービスに比べて、高速なレスポンスや、リアルタイム操作が行なえる点などが特徴となっている。 NTTドコモのiモード端末を使ったデモでは、携帯電話で再生などの各種操作を行なうと、1秒程度でレコーダ側で実際の操作が反映されるなど、高速なレスポンスをアピールしていた。また、HDDやDVD-RAMの残量確認が携帯電話から行なえるのも本サービスの特徴。これらもリアルタイム性に優れたIPベースのシステムの開発により実現されたという。
また、特別なファイアーウォール設定などを施していない限り、ネットワーク接続後10秒程度で、利用可能となるとし、簡単な設置/接続もアピールしていた。しかし、利用プロトコルなどの詳細については「独自のもので公表していない」とのこと。
今夏より提供予定の、DVカメラなどを接続し、ネットを介して携帯電話からカメラで撮影された静止画像を確認できるサービスのデモも行なわれた。デモでは、東芝製のボイスレコーダ用カメラ「DMR-C1」をレシーバに接続し、携帯電話に静止画データを送るというもの。 なお、「レコーダ側にEPG機能を搭載しないのか?」との質問に対しては、「第1弾として意見を聞きながら検討したい」とのこと。 そのほかにも、今春発売の新製品が多数展示された。
液晶テレビは、3月10日発売の、BS/110度CSデジタルチューナ内蔵型の32型テレビ「液晶T<タウ>(TH-32LX10)」や、4月1日発売の22型液晶テレビ「TH-22LH10」などを展示。 32型は、ソニーやシャープの同型製品と比較した展示を行なっており、特にひきしまった黒や、赤や緑の再現性の違いを強調した。 また、プラズマディスプレイテレビ3製品も展示。今春の新モデルでは、32型までを液晶で、37型以上はPDPと明確に分けて展開していくという。
デジタルビデオカメラは、先日発表されたDVDデジカム「VDR-M30K」や、3CCD搭載で世界最小のDVカメラ「NV-GS70K」などを並べた。 「VDR-M30K」は、日立製作所と共同開発した製品で、同社の「DZ-MV350」とほぼ同スペックながら、本体デザインが若干変更されている。なお、日立では102万画素CCDを搭載した「DZ-MV380」という上位モデルを発表しているが、松下では発表していない。これについては、「メガピクセルクラスは3CCDでというのが(松下の)基本方針のため」としている。 また、5色のカラーバリエーションが用意されたDVカメラ「NV-GS50K」のオールウェザーパック「VW-SPGS50」も展示された。標準価格は29,800円。DVカメラ用のオールウェザーパックとしては最小で、10m防水を実現しているという。本体とのセットモデルも4月下旬に発売される。
□パナソニックのホームページ (2003年2月26日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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