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日本ゴールドディスク大賞は、「レコード(CD)の総出荷数から返品数を差し引いた、正味売上数字」を選定基準としている。第17回目の2002年度は、2002年2月1日~2003年1月31日までの全作品の売上金額を集計し、受賞作品・アーティストが選出された。 授与式の冒頭には、3月1日にRIAJの会長に就任したばかりのエイベックス株式会社代表取締役会長兼社長 依田巽氏が、開会の挨拶を行なった。
依田会長は、「日本のレコード市場は米国に次ぐ第2位であり、多様性では米国にも勝っている。日本ゴールドディスク大賞は、他の賞と異なり、主観を排し正味売上という非常に客観的なデータに基づいて選定しており、レコード産業に貢献したアーティストと作品を顕彰する賞である」と、賞の意義を語った。 日本ゴールドディスク大賞には、この1年間で最もレコード産業で活躍したアーティストに授与される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」や、期間中にデビューしたアーティストで上位10組(洋楽3組)に授与される「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」、期間中に発売したシングルで100万枚以上(洋楽50万枚以上)を売り上げた作品に授与される「ソング・オブ・ザ・イヤー」など15賞が用意されている。 さらに、今年度は、日中国交正常化30周年を記念した特別賞が設けられ、呉汝俊(ウー・ルーチン)さん、姜 建華(ジャン・ジェンホワ)さん、チェン・ミンさん、吉田兄弟の4組に贈られれた。
今年度の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」は、邦楽部門は宇多田ヒカルさん、洋楽部門はアヴリル・ラヴィーンさんが受賞。宇多田ヒカルさんは、アルバム3,955,576枚、シングル2,429,502枚、アヴリル・ラヴィーンさんは、それぞれアルバム886,157枚、シングル8,199枚を売り上げた。 2組ともスケジュールの都合で会場には来られなかったが、ビデオでコメント寄せた。宇多田さんは、「色々なことが起こり、仕事に対する考え方を変えた1年でした。昔より賞をいただくのが嬉しくなった」とコメント。アヴリル・ラヴィーンさんは、「今、ドイツにいてそちらには行けませんが、この賞を受賞できてとても嬉しいです」と受賞の喜びを語った。 また、宇多田さんは、TV用に歌うのは初めてという「DEEP RIVER」も披露した。なお、全受賞作品・アーティストの一覧は、RIAJのサイトで公開されている。
授賞式の模様は、NHK衛星第2で生中継されたほか、3月14日19時からはBSデジタルハイビジョンで、NHK総合でも3月7日23時30分から放送される。 また、エイベックス株式会社は、第17回日本ゴールドディスク大賞を受賞した作品の中から、30アーティストによるコンピレーションアルバム「THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2003(仮)」(品番:AVCD-17297~8)を4月23日に発売する。 「音楽業界全体の活性化を目的としてリリースする」としており、レーベルやジャンルの垣根を超えて実現したという。昨年、東芝EMI株式会社からリリースされた「THE JAPAN GOLD DISC AWARD 2002」に引き続き発売されるもので、30曲入り2枚組で2,857円。なお、コピーコントロールCD仕様となっている。
□日本レコード協会のホームページ (2003年3月13日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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