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エプソン、高開口率のプロジェクタ向け液晶パネル「D4シリーズ」


LSD07Hシリーズ
3月26日発表


 セイコーエプソン株式会社は26日、開口率や平坦性を向上させた液晶ポリシリコン用TFT液晶パネル「D4シリーズ(開発名称)」を開発したと発表した。6月からサンプル出荷を行なう。量産開始は9月を目処としている。

L3D16Uシリーズ
 D4シリーズは、2002年の「D3(Dream III)シリーズ」を高開口率化、高画質化を実現したもの。民生用プロジェクタへの使用も予定し、「高輝度、高画質、ハイコストパフォーマンスの液晶プロジェクタが実現できる」としている。

 今回は0.7型1,028×772ドット、0.7型1,284×724ドット、1.6型1,920×1,080ドットが発表された。開口率はD3シリーズよりも最大13%向上し、0.7型1,284×724ドットのような画素ピッチ12μmのパネルでも50%の開口率を維持している。

 また、液晶面を平坦化した新液晶(2.5μ)を採用。平坦化により滑らかな映像を表現できるとし、コントラスト比の維持にも貢献。画素ピッチ12μmの製品を含め、コントラスト比は500:1となっている。

 これらにより、同一ランプでの輝度向上、液晶サイズの小型化、動画品質の向上といたメリットが得られるとしている。

D4シリーズの主な仕様
  0.7型XGA/MLA 0.7型720pワイド 1.6型1080pワイド
解像度 1,028×772ドット 1,284×724ドット 1,920×1,080ドット
画素ピッチ 14μm 12μm 19μm
画面サイズ
(対角)
1.8cm(0.7型) 4.2cm(1.6型)
開口率 60% 50% 60%
MLA
コントラスト比 500:1

□エプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.epson.co.jp/osirase/2003/030326.htm
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(2003年3月26日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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