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オンキヨー、突き板仕上げのホームシアター向けスピーカー
-新振動板「A-OMF」と新ダクトを採用


D-407シリーズ
5月20日より順次発売

標準価格:「D-407」15,000~35,000円
       「D-207」9,000~25,000円

連絡先:カスタマーセンター
     Tel.0570-01-8111


 オンキヨー株式会社は、リアルウッド突き板仕上げのホームシアター用スピーカー「D-407シリーズ」を6月18日に発売する。価格は、フロント向けの「D-407F」が3万円、センターチャンネル向けの「D-407C」が25,000円、リア/リアセンター向けの「D-407M」が15,000円、サブウーファの「SL-407」が35,000円(各1台)。

 また、下位シリーズの「D-207シリーズ」も5月20日に発売。価格は、フロント向け「D-207F」が2万円、センター向け「D-207C」が15,000円、リア/リアセンター向け「D-207M」が9,000円、サブウーファ「SL-207」が25,000円(各1台)。

品名 品番 標準価格
(1台)
発売日
D-407シリーズ 2ウェイ・スピーカーシステム D-407F(D) 30,000円 6月18日
センタースピーカーシステム D-407C(D) 25,000円
マルチチャンネルスピーカーシステム D-407M(D) 15,000円
アンプ内蔵サブウーファシステム SL-407(D) 35,000円
D-207シリーズ 2ウェイ・スピーカーシステム D-207F(D) 20,000円 5月20日
センタースピーカーシステム D-207C(D) 15,000円
マルチチャンネルスピーカーシステム D-207M(D) 9,000円
アンプ内蔵サブウーファシステム SL-207(D) 25,000円


■ D-407シリーズ

 直径13cmの「A-OMF」ウーファと、リアルウッド突き板仕上げのオールMDF(ミディアム・デンシティ・ファイバーボード)キャビネットを採用したバスレフ型スピーカーシステム。インピーダンスは6Ωで、バナナプラグ対応のねじ式金メッキ真鍮削り出しのスピーカーターミナルを備えている。

 新開発のA-OMFは、剛性が高く振動減衰が早い「PEN(ポリエチレンナフタレート)」繊維による織布を使用し、従来の「OMF(ONKYO Micro Fiber)」と同様の織布と絶妙なバランスで一体成形したという振動板。優れた即応性や滑らかな周波数特性が得られたとし、「緻密さと力強さを併せ持つサウンドを再現する」としている。また、樹脂の素材を変更し、使用量を従来比で60%削減。濁り感を低減し、クリアな再現力を向上させたという。

 また、矩形状のバスレフダクト「スリットダクト」による新技術「Air Drive Technology」を採用。ダクトからの放射ノイズを低減させ、ダクト内部での定在波による音のカラーレーションや、低音のもたつきなどを改善した。ダクトの素材には木材を使用。「タイトで重心のしっかりした低域再生に貢献する」としている。

D-407F/C/Mの主な仕様
  D-407F D-407C D-407M
方式 バスレフ型
ユニット 13cm径ウーファ×2
2.5cm径ツィータ×1
13cm径ウーファ×1
2.5cm径ツィータ×1
インピーダンス
定格周波数範囲 35Hz~40kHz 58Hz~40kHz 63Hz~40kHz
定格感度レベル 85.5dB/W/m 86.5dB/W/m 85.5dB/W/m
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
185×274×930mm 500×168×146mm 172×169×269mm
重量(1台) 14.5kg 6.3kg 3.3kg

 サブウーファのSL-407Dは、実用最大出力90W(4Ω)のアンプを内蔵したアクティブタイプ。D-407F/C/Mと同じくスリットダクトを採用し、20cm径ウーファを下向きに設置している。

 クロスオーバー周波数は50~200Hz。ローパスフィルターを設定できるアンプとの組み合わせを考え、カットオフフィルターのON/OFFスイッチ(FILTER/DIRECT)を設けている。定格周波数範囲は25Hz~200Hz(FILTER時)、25Hz~1kHz(DIRECT時)。外形寸法および重量は、243×442×496mm(幅×奥行き×高さ)、15.5kg。RCAピンの入力と出力や、ワンタッチ式スピーカー入出力を備えている。


■ D-207シリーズ

D-207シリーズ
 A-OMFウーファ、リアルウッド突き板仕上げのキャビネットなど、D-407の特徴を引き継いだ下位シリーズ。

 ユニット構成は同じだが、ウーファが13cmから10cmに小型化され、それにともないキャビネットも小さくなっている。Air Drive Technologyや金メッキターミナルもD-407と同じく採用。

D-207F/C/Mの主な仕様
  D-207F D-207C D-207M
方式 バスレフ型 密閉型 バスレフ型
ユニット 10cm径ウーファ×2
2.5cm径ツイータ×1
10cm径ウーファ×1
2.5cm径ツイータ×1
インピーダンス
定格周波数範囲 40Hz~40kHz 63Hz~40kHz 80Hz~40kHz
定格感度レベル 85.5dB/W/m 85.0dB/W/m
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
162×230×900mm 382×157×131mm 126×161×216mm
重量(1台) 11.0kg 3.6kg 1.7kg

 サブウーファのSL-207は、実用最大出力75Wのアクティブタイプ。カットオフフィルターのON/OFFや、20cmコーンウーファなどの特徴をSL-407から継承している。クロスオーバー周波数は50~200Hz。外形寸法および重量は、236×441×441mm(同)、12.5kg。RCAピン入出力、ワンタッチ式スピーカー入出力を備えている。

□オンキヨーのホームページ
http://www.onkyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www2.onkyo.co.jp/what/news.nsf/view/d_407_207
□関連記事
【2001年8月29日】オンキヨー、天然木仕上げのホームシアター用スピーカー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010829/onkyo3.htm
【2001年7月2日】オンキヨー、全方向に拡散する新構造採用のサブウーファ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010411/onkyo2.htm
【2001年4月11日】オンキヨー、MDFキャビネットのマルチチャンネル向けスピーカー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010411/onkyo2.htm

(2003年4月11日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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