◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
ティアック株式会社は、HDCP付きDVI-D出力端子を搭載したユニバーサルDVDプレーヤー「DV-30」を5月下旬に発売する。価格は30万円。 2002年10月発売のハイエンドユニーバーサルプレーヤー「DV-50」(50万円)から、アップコンバート機能などを継承したコストパフォーマンスモデル。DV-50は併売される。 最大の変更点は、HDCP付きDVI-D出力を1系統追加したこと。同入力端子を備えたプロジェクタなどと接続すれば、フルデジタル伝送が可能になる。 ただし、HDCP付きDVI-D出力からの信号は暗号化されているため、HDCP非対応の機器では表示できない。また、現在規格化が進められている段階にあり、DV-30の発売時点でDVI出力は機能しない。規格がDVD Copy Control Association(DVD CCA)で承認され次第、ティアックが無償で対応する予定。 DV-50から、XLR出力端子、スタビライザなどが省略され、トランスもRコア型トランスに変更された。フロントパネルも新開発のショートスクラッチ処理を採用。また、いくつかの音質パーツも変更している。そのため、外形寸法に変化はないが、DV-50から5.2kg軽い16kgになった。リモコンもDV-50とは異なるタイプが付属。そのほかの仕様はDV-50を踏襲している。 再生対応ディスクは、DVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、音楽CD、CD-R/RW(MP3対応)、ビデオCD。プログレッシブ出力に対応し、プログレッシブ化ロジックとして、2-3プルダウン方式、または3次元動き補間処理が適用される。 DV-50と同じく、12bit/108MHzのAnalog Devices製映像DAC「ADV7300A」を採用。また、不要帯域の折り返しノイズを除去するという、「スーパー・サブ・エイリアス・フィルター」も搭載している。 第2世代RDOT(Refined Digital Output Technology)アルゴリズムなどによる、アップコンバート機能もDV-50から継承。CDを705.6kHz、DVDを768kHzにアップコンバートする「RDOTモード」に加え、FIRデジタルフィルタによる「FIRモード」も搭載している。両者を組み合わせた変換も可能で、最大CDは1,411.2kHz、DVDは1,536kHzで再生する。 3点支持の焼入鋼ピンポイントフットもDV-50から継承。スタビライザが省略されたものの、スチール製の重量級メカ「ASSY」も引き続き採用する。ダイナミックレンジは108dB、周波数特性は5Hz~80kHz(-3dB、DVDオーディオ192kHz時)。 DVI以外の映像出力端子は、コンポーネント×1系統、D2×1系統、S2映像×2系統、コンポジット×2系統。音声出力として、同軸デジタル×1、光デジタル×1、アナログ5.1ch(RCA)×1、アナログ2ch(RCA)×1を装備する。外形寸法は422×354×157mm(幅×奥行き×高さ)。
□ティアックのホームページ (2003年4月24日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved. |
|