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富士通ゼネラル、HDCP DVI搭載42V/50V/61V型プラズマTV


P42HHS10
11月下旬発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:映像情報事業部
     国内販売推進部
     Tel.044-861-7654


 株式会社富士通ゼネラルは、新ALISパネルを採用した42V型プラズマテレビ「P42HHS10」を11月下旬に発売する。愛称は「プラズマビジョンW」。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は80万円から85万円前後になる見込み。また、2003年春には50V型の「P50XHS10」と、61V型の「P61XHS10」を発売することも明らかにした。

外付けチューナユニットのマルチセレクター「P-TU4H10」
 P42HHS10は、解像度1,024×1,024ドットの新ALISパネルを使用するプラズマテレビ。画面輝度は1,000cd/m2。新蛍光体の採用により、色再現も大幅に向上したという。

 またチューナ、入出力部は別付けユニットとし、同社では「マルチセレクター」と呼んでいる。今回発表の42V/50V/61V型とも共通のマルチセレクターを使用。スピーカーもセパレート式を採用する。

 独自のPDP専用フルデジタルプロセッサ「AVM(Advanced Video Movement)」を強化した「AVM Plus」を搭載。新たにDCDiのうちPDP特性に合った高画質化機能を選択して組み込んでいる。また、ビデオデコーダ回路もリニューアルし、ノイズや色にじみを大幅に低減したという。

 画質モードとして、階調を落とさずに輝度を制御する「ファインモード」(ハイパーシネマモード)を装備する。これは、劇場の明るさを想定した機能で、入力映像レベルに応じた信号処理に加え、放電タイミングまでもコントロールするもの。階調特性と色再現性を損なうことなく、フィルムの緻密感を再現した最適な輝度レベルにできるという。

 明るさ調整は13段階、黒レベル調整は31段階。さらに、500K刻みで15段階を指定できる色温度調節や、8パターンまで記憶可能なユーザーメモリも利用できる。

 また、パネル前面の光学フィルターには、ネオンガスのオレンジ色発光を吸収する特殊な色素を配合している。これにより「艶やかな赤や、自然な肌色を表現する」とし、透過率や透過色も新パネルにあわせて最適化したという。

マルチセレクターの背面端子部

 マルチセレクターは、CATV対応地上波チューナと10W×2chのオーディオアンプ、各種入出力端子を搭載。映像入力端子として、コンポーネント×2、D4×3などを搭載するほか、2系統のアナログRGBと1系統のDVI-I端子を備えている。DVI-I端子は、マランツの「VP-12S2」、シャープの「XV-Z10000」と同じく、HDCPに対応している。

P-TU1000JS
 オプションとして、BSデジタル/110度CSデジタルチューナ「P-TU1000JS」も用意する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後と見られる。i.LINKを2端子装備するほか、D4端子も搭載。外形寸法は280×291×67mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.9kg。

 なお、2003年春発売の50V/61V型は、ともにディスプレイとマルチセレクターのセパレート構成で、マルチセレクター部はP42HHS10と同じものを採用。パネル解像度は、50V型のP50XHS10が1,366×768ドット、61V型のP61XHS10が1,365×768ドットとなっている。

 また、42V型、50V型、61V型それぞれに、入出力端子をディスプレイ部に集約した新モニターシリーズも用意される。発売時期は、42V型モデルおよび50V型モデルが11月、61V型モデルが2003年春。

 「P42VHA10」、「P42HHA10」、「P50XHA10」、「P61XHA10」の4モデルで、42V型の2モデルの違いはパネル解像度。P42VHA10が852×480ドット、P42HHA10が1,024×1,024ドットとなっている。

 パネル以外の仕様は各モデルとも共通で、映像入力は、コンポーネント、D4、S映像、コンポジット、アナログRGB、HDCP対応DVI-Dを各1系統装備する。

【プラズマビジョンWの主な仕様】
  P42HHS10 P50XHS10 P61XHS10
ディスプレイ部 画面サイズ 42V型 50V型 61V型
パネル解像度 1,024×1,024ドット 1,366×768ドット 1,365×768ドット
消費電力 385W 520W 640W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
1,037×85×642mm 1,214×98mm×728mm 1,454×119×864mm
重量 28.5kg 45kg 61kg
マルチセ
レクター部
受信チャンネル VHF:1~12ch
UHF:13~62ch
CATV:C13~C38
映像入力 コンポーネント×2系統
D4/S映像/コンポジット×3系統
S映像/コンポジット×1系統
HDCP対応DVI-I×1系統
アナログRGB×2系統
(1系統はS映像/コンポジット兼用)
音声入力 光デジタル×2系統
アナログ(RCAピン)×6系統
アナログ(ミニジャック)×2系統
音声出力 光デジタル/アナログ(RCAピン)×1
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
430×370×95mm
重量 4.5kg

□富士通ゼネラルのホームページ
http://www.fujitsugeneral.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujitsugeneral.co.jp/japanese/koho/0211/PDP/PDP.htm
□関連記事
【1月30日】富士通ゼネラル、AVM搭載の61V型プラズマディスプレイ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020130/general.htm
【2001年11月15日】富士通ゼネラル、D4端子搭載の42/50型プラズマディスプレイ
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【2001年8月10日】富士通ゼネラル、新回路搭載の50型と42型プラズマディスプレイ
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【2001年3月28日】富士通ゼネラル、42型ワイドプラズマディスプレイ
-フルデジタルビデオプロセッサを搭載し、世界最軽量28.5kgを実現
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010328/general.htm

(2002年11月13日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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