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映画製作・テレビ制作者向けの展示イベント「映画テレビ技術・Digital Production 2003」が14日~16日にかけて開催された。会場は東京ビッグサイト。主催は、社団法人日本映画テレビ技術協会、社団法人日本能率協会。 今回のテーマは「デジタルテクノロジーが魅せるコンテンツの世界」。会場では、HD24PカメラやHD用レンズなど、ハイビジョン、デジタルシネマ関連の展示が目立った。
その中で、NECビューテクノロジー株式会社は、劇場用デジタルシネマ用DLPプロジェクタの新製品「cS15」を参考出品。システム価格は1,500万~2,000万円程度になる見込みで、市場投入時期は未定となっている。 cS15は、国産初のDLPシネマ用プロジェクタ「DPC 10i」(m10i)に続く新製品で、Digital Projection Internationalと同社の共同開発品。2kWのキセノンランプや、ランプコンソール一体型といった特徴を継承し、さらに今回は縦型のコンソールタイプを採用。対応スクリーン幅は、DPC 10iの10mから15mに拡張している。
また、冷却システムを外部クーラー式の水冷に変更し、世界初の完全防塵シールドを施したのも特徴。これにより、メンテナンス性も大幅に向上したという。自動3点レンズタレットも標準で装備する。レンズは上下左右に電動シフトが可能。 レンズ部を除いた外形寸法は550×621×790mm(幅×奥行き×高さ)、重量は49kg。映像入力は、DVI-D、HD SDIなど。SMPTE 292M、CinePaletteに対応する。Ethernetも備え、画像管理のCineCanvasや、セキュリティ管理のCneLinkもサポート。そのほか、最新のDLPシネマの技術を投入したという。SMPTE 292M、CinePaletteに対応する。
NECビューテクノロジーでは、DLPシネマ用プロジェクタを「DIGITAL PROJECTION CINEMA」ブランドでシリーズ展開。2002年11月発売のDPC 10iは、株式会社ティ・ジョイのシネマコンプレックスで採用されたほか、いくつかの国内ポストプロダクションへの納入例もあるという。
そのほか松下電器は、24P対応のDVCPRO 50「AJ-SDX900」を展示。24P/30Pモード、CINE-LIKEガンマを備えるなど、DVCPRO HD 720P「AJ-HDC27F」(VARICAM)のデジタルシネマ要素を取り入れている。近日発売される見込み。
また、民法各社による地上デジタル放送の告知イベントも開催された。実際にHDカメラでその場を撮影し、ハイビジョン映像を体験できるもの。AACによる5.1ch放送のイメージデモや、アナウンサーによる地上デジタル放送の紹介コーナーも設けられていた。来場者の多くが実際の業務に携わるとあって、熱心に見入る姿が見受けられた。
□映画テレビ技術・Digital Production 2003のホームページ (2003年5月16日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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