ソニー、追いかけ再生対応の4倍速記録DVD±RWレコーダ －VHS一体型DVDレコーダも

RDR-GX5

10月21日より順次発売 標準価格：オープンプライス 連絡先：お客様ご相談センター 　　　　　Tel.0570-00-3311

　ソニーは、DVD±RW、DVD-Rへの記録が可能なDVDレコーダ「RDR-GX5」を11月21日に、VHSレコーダ一体型の「RDR-VD6」を10月21日に発売する。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は、RDR-GX5が6万円前後、RDR-VD6が75,000円前後と見られる。

■ RDR-GX5

　5月発売のプログレッシブDVD±RWレコーダ「RDR-GX7」の下位モデル。DVD-RW、DVD+RW、DVD-Rの記録と再生が可能で、DVD+RはGX7同様、再生のみをサポートする。GX7からはGRTやDV端子(i.LINK 4ピンS100)などが省かれているが、EPG(電子番組表)、BSアナログチューナの搭載といった特徴を引き継いでいる。

　GX7との主な違いは、DVD記録時の追いかけ再生と同時録画再生が可能になったこと。ドライブ部も4倍速DVD-R、2倍速DVD-Rに対応する。ただし、追いかけ再生と同時録画は、2倍速対応DVD-RW(VRモード)のSP/LP/EP/SLPモードでのみ使用可能。EPGも「野球延長対応」機能を搭載するなど強化された。

　さらに、携帯電話でテレビ番組情報を確認し、予約リストを作成、それを赤外線経由で本体に転送することで予約録画を行なう「携帯電話赤外線予約」が加わった。

　そのほかの機能はGX7を踏襲。映像DAコンバータは108MHz/12bitを搭載する。「プレシジョン・シネマ・プログレッシブ」のほか、GX5同様、録画前に「ノイズリダクションフィルター」、「TBC(タイムベースコレクタ)」、「3次元Y/C分離」、「フレームノイズリダクション」、「ビデオイコライザー」などを適用できる。

　記録時間は、HQが1時間、HSPが1.5時間、SPが2時間、LPが3時間、EPが4時間、SLPが6時間となっている。なお、HDDを搭載していないため、HDD搭載モデルの「RDR-HX10」、「RDR-HX8」のような、記録ビットレート約15Mbpsで2パスエンコードを行なう「HQ+モード」は非搭載。

　再生可能メディアはDVD-RW/-R、DVD+R/+R、DVDビデオ、音楽CD、CD-R/RW。コンポーネント×1、D2×1、S映像×2、コンポジット×2、光デジタル音声×1、アナログ音声×2の出力端子を備え、映像入力端子はS映像×3、コンポジット×3を搭載。音声入力端子としてアナログ音声×3も備える。外形寸法および重量は430×345×85mm(幅×奥行き×高さ)、5kg。

■ RDR-VD6

RDR-VD6

　DVD-RW/RレコーダにVHSレコーダを組み合わせた製品。DVD、VHSの双方向ダビング機能を搭載している。GXシリーズと違い、DVD+RW、DVD+Rへの記録は行なえない。

　また、BSアナログチューナ、EPG、おまかせ・まる録、追いかけ再生、同時録画再生、野球延長対応、携帯電話赤外線予約といった、GXシリーズの新機能は搭載していない。地上アナログチューナはCATVのC62chまで対応する。

　本体にはDV端子1系統のほか、出力としてD2、S映像、コンポジット、光デジタル音声、アナログ音声を各1系統搭載。入力端子はS映像、コンポジット、アナログ音声が各2系統。外形寸法は430×354×100mm、重量は6.3kg。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200309/03-0908/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030409/sony.htm

(2003年9月8日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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