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シャープ株式会社は、コントラスト比5,500:1のDLPホームシアタープロジェクタ「XV-Z11000」を11月1日に発売する。価格は98万円。 投写デバイスとして、2002年12月発売の「XV-Z10000」に搭載した「DMD HD2」から、光利用光率を大幅に向上させたという「HD2+」に変更。解像度は1,280×720ドットと変わらないが、コントラスト比を2,600:1から5,500:1(高コントラストモード)にまで高めたのが特徴。HD2+搭載モデルの国内発表は、マランツの「VP-12S3」に次ぐ2機種目。またVP-12S3同様、カラーフィルターに暗緑色のNDフィルターを追加している。 さらに、ミノルタと共同開発による新開発の光学エンジンを採用した。照明系と投影系の2カ所に電動の猫目型絞りを配置するなど、不要光を徹底排除し、F2.5~8を実現した。「今までの固定画素プロジェクタが成しえなかった、漆黒を再現できる」としている。ズーム比は1.35倍。ズーム操作は手動で、100型投写時の最短距離は4m。 光源には大光量の270W SHPを採用し、「高い色純度を表現できる」としている。朱色にシフトしがちな赤色も真紅で表示できるという。また、光源からの光が赤のカラーホイールを透過するときのみランプの駆動電圧を上げる「パルス重畳技術」も引き続き採用する。 さらに、1チップ高画質LSIを新開発し、信号入力からデバイス出力までをデジタル化した。パターンマッチング動き適応型IP変換「PMD-IP変換」や、フィルター特性を制御することでボケ感を低減するスケーラー、フレーム循環型のノイズリダクション、オート2-3プルダウンといった高画質化機能も搭載する。 新開発のPMD-IP変換は、ある長さを持ったパターン情報を映像から抽出し、上下の相関関係を求め、パターン相互の中間位置に新たなパターンを生成する方式。ピクセル単位の変換よりも、水平に近い斜め線やエッジが滑らかになるという。 RGB独立のガンマ/ゲイン/オフセットの調整に対応し、色温度は5,000Kから11,000Kまで100K刻みで調整可能。調整値の保存も可能で、パソコン上からガンマコントロールなどが行なえる専用ソフト「SHARPVISION Manager ver.2.0」も付属する。 映像入力端子として、HDCP対応DVI-I×1、コンポーネント(RCA)×2、S映像×1、コンポジット×1を装備。外形寸法および重量は、475×406×178mm(幅×奥行き×高さ)、9.4kg。
□シャープのホームページ
(2003年10月17日)
[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp
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