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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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■ ソニー ソニーブースでは、100万円のステレオプリメインアンプ「TA-DR1」と、100万円のSACDトランスポート「SCD-DR1」を参考出品している。 「TA-DR1」は12月21日に発売。「SCD-DR1」は、2004年春に発売予定としている。会場に展示された「TA-DR1」は実働機とのことだが、「SCD-DR1」はモックアップだった。
「TA-DR1」は、「音楽リスニングの原点に戻った」というステレオアンプ。同社独自の32bit S-master PROデジタルアンプを搭載し、フルデジタル構成による音質向上を図った。i.LINK端子を装備し、SACDのデジタル伝送に対応するが、DVDオーディオには非対応。出力は300W×2ch(4Ω)。
外装は15mm厚のアルミ押し出し材によるフロントパネルを採用し、シャーシの高剛性化も図られている。大型のトロイダル電源トランスや、高品質ボリュームなどの採用により、音質の向上を図っている。 入出力端子は、i.LINK 1系統のほか、同軸デジタル入力4系統、光デジタル入力1系統、バランス入力(XLR)1系統を装備。アナログライン入力(アンバランス)も1系統備えている。外形寸法は456×430×124.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は21.8kg。 「SCD-DR1」は、トレーローディング機構を採用したSACD/CDトランスポート。光学ベースユニットを固定した新メカニズムにより、正確な読み取りを実現したという。 デジタル出力、および、DA変換の各所にマスタークロックを配置した「ツイン・マスタークロック」により、適切なクロック操作でジッタ低減を実現しているという。i.LINK 1系統を含む、デジタル出力4系統と、アナログ出力1系統を装備する。 外形寸法は340×450×140mm(幅×奥行き×高さ)となっているが、製品化時には、外観などに若干の変更が行なわれるかもしれないという。 また、11月21日に発売される同社製AVアンプのフラッグシップモデル「TA-DA9000ES」も展示されており、SACDプレーヤー「SCD-XA9000ES」などと組合わせたシステムの試聴会なども行なわれている。
■ ケンウッド
ケンウッドのブースでは、ホームネットワークシステムのデモを実施している。HDDを内蔵したアンプ/サーバー部と、400枚のDVDチェンジャなどから構成されるネットワークシステムで、Ethernetや無線LANを内蔵し、別室などに設置した専用クライアントへDVDの映像や、HDD上の音楽を配信できるシステム。北米のほか日本での展開も予定しており、2004年の発売を目指しているという。 DVDプレーヤー部は、DVDビデオのプログレッシブ再生に対応するほか、SACDやDVDオーディオの再生も可能となっている。サーバー内に蓄積する音楽データは、リニアPCMのほかWMA/MP3に対応。アンプは6ch出力が可能となっている。 リモコンで操作可能で、クライアント側でも共通インターフェイスで、サーバー上のデータを利用できる。価格などについては未定としている。
また、あわせて80インチのスクリーンスピーカーのデモも行なわれている。1mm厚のアルミを配した特殊表面処理の振動スクリーンを採用。センター/左右の3チャンネルのスピーカーユニットをスクリーンに内蔵している。 スクリーンが直接振動するため、センタースピーカーの定位が安定し、違和感のない再生が行なえるという。3つのユニットは左右/センターという3チャンネルを別々に駆動するほか、3ユニット全てをセンターに割り当てることも可能という。こちらも2004年内の製品化を目指しており、最大100インチ程度までは実現できそうだという。 ■ ビクター ビクターのブースでは、先日発表したフラッグシップスピーカー「SX-L9」や、CEATECでも展示されたブルーレイディスクレコーダ、D-ILA採用のフルHDプロジェクタなどを展示。フルHDプロジェクタと「SX-L9」を組合わせた試聴ブースも設けられている。
ブルーレイディスクレコーダは、CEATECから大きなアップデートはないが、新たにレコーダにデザインを共通化したAVアンプを展示。AVアンプはモックアップで、同社では、「DVDレコーダと現在発売しているAVアンプもデザインの統一化を図っており、次世代においてもこうした取り組みを続けていくという方針表明」と話していた。 また、小型化したDDスピーカーも参考展示。ユニットの大きさなどは従来品と同等だが、形状の見直しを図ったことで小型化した。小型ノートPC「InterLink XP」を利用した再生デモが行なわれている。
□関連記事 ■ 松下電器 松下電器は、DVDレコーダ「DIGA」やSDビデオカメラ「D-snap」などを中心としたブース構成で、新製品はほとんどない。唯一の参考展示と言えるのが、テクニクスブランドのCDターンテーブル「SL-PZ1200」だ。 上面がターンテーブル上のレコードのように回転するCDターンテーブル。他社製の回転テーブル機構採用DJ用CDプレーヤーよりも大型の回転機構を採用。また、同社製のアナログターンテーブル「SL-1200シリーズ」とピッチスライダなどのインターフェイス配置を共通化したことで、DJ用途での操作性を向上させているという。MP3を収録したCD-Rなどの再生にも対応する。 2004年3月頃の市場投入を予定し、価格は未定だが、「他社製品と比較して競争力のある価格で投入したい」という。
■ ナカミチ ナカミチのブースでは、ホームシアターシステム「SoundSpace」の新製品「SoundSpace 12MK II」を展示している。DVDビデオプレーヤー1台と、CDプレーヤー2台を搭載したセンターユニットと、パワーアンプ部、フロント/センター/サラウンドスピーカー、2台のウーファから構成されるシアターシステム。
2004年の発売を予定しており、価格は未定だが、「70万円くらいにはなる」という。サラウンドスピーカーはワイヤレス駆動となっている。スピーカースタンドは別売となる見込み。
また、29型の液晶ディスプレイ「VU29」も12月に発売予定。価格は79万円。パネル解像度は1,280×768ドットで、ファロージャのDCDi回路を内蔵している。CF/スマートメディアスロットも搭載。D4/コンポーネント/S映像/コンポジット/DVI-I入力なども備えている。スタンドは標準で付属する。 22型液晶ディスプレイや、50型のプラズマディスプレイも参考展示されており、ともに2004年の発売を目指している。
■エニーミュージック
ATRAC3を利用した音楽配信サービス「エニーミュージック」のブースでは、各社の対応機器が展示されている。 21日の発表会で展示された、アイワ、ケンウッド、シャープ、ソニー、パイオニアの各社製品に加え、協賛企業であるヤマハ、デノン、オンキヨー、ビクターの対応製品も展示されている。
□関連記事 □A&Vフェスタ 2003のホームページ (2003年10月23日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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