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パイオニア株式会社は、世界初のVJ(ビデオジョッキー)向けDVDプレーヤー「DVJ-X1」を2004年春に発売する。価格は40万円。 DJ用CDプレーヤー「CDJシリーズ」をDVDプレーヤーに発展させたもので、映像と音声の両方にわたり、スクラッチ、再生速度可変、ループ、リピート、ホットキューといった操作が行なえる。 従来は、VJが映像、DJが音声を担当し、互いに連携しながらパフォーマンスしていたが、同期の難しさや映像クオリティの制限が伴っていた。DVJ-X1なら映像、音声を1人でこなせるという。年間12,000台、うち国内1,200台の販売を予定している。 業界最大のジョグダイヤルを装備した「CDJ-1000」および「CDJ-1000MK II」と同じく、タッチセンサー付きの大型ジョグダイヤルを備えており、音声再生に関する機能もCDJ-1000/1000MK IIに準じている。 プレーヤーはスロットイン式で、再生対応ディスクは、DVDビデオ、DVD-R、DVD-RW(ビデオモード)、音楽CD、CD-R/RW。 コンポーネント1系統(BNC)、S2映像1系統、コンポジット2系統(RCA×1、BNC×1)の映像出力に加え、プレビュー映像出力2系統(S映像、コンポジット)を装備する。音声出力は、同軸デジタル、アナログ2chを各1系統搭載。外形寸法および重量は348×451×128mm(幅×奥行き×高さ)、7.3kg。 都内で行なわれた発表会には、インダストリアルソリューションズ&エンタテインメントカンパニーの内田清志プレジデントが出席し、「CDJの機能を映像にも広げた製品。次なるDJの世界にコントリビュートしたい」と抱負を述べた。
同社がDJ向け製品市場に参入したのは'90年から。CDJシリーズは'94年のCDJ-50からスタートし、2001年には業界標準ともいえるCDJ-1000を発売、現在の世界はシェア60%に達しているという。 また、DVJ-X1のメリットについては、「音と映像を同じ機材でパフォーマンスできる」、「VJが音に参加できる」、「CDJと同じ機能、操作体系のため、現場ではCDJの代わりになる」を挙げた。 会場でデモを行なったDJのHIFANAも「プログラミングやシーケンスを使わない自分たちのスタイルでも、映像が勝手についてきてくれる。こいつは半端じゃねえ」と、ぞっこんの様子だった。
□パイオニアのホームページ (2003年11月13日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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