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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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シャープ株式会社は、システム液晶モニター採用のDVカメラ「Viewcam Z」の新製品を発表した。「VL-Z900」と「VL-Z300」の2機種で、発売日は、VL-Z900が2月15日、VL-Z300が3月15日。価格は共にオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ10万円前後、7万円前後と見られる。 VL-Z900とZ300の主な違いは、搭載CCD、カラーバリエーションなど。また、今回からZ900のみ「ワイドモード」、「ファインピクチャー」、「スプレッドLEDライト」などの新機能を搭載している。
■ VL-Z900 1/4型133万画素CCDを採用するDVカメラで、ノーブルチタン(-T)、リフレックスシルバー(-S)、パールホワイト(-W)の3色を用意する。 有効画素数は、動画時約69万、静止画時約125万。外形寸法および重量は73×103×86mm(幅×奥行き×高さ)、485g。手ぶれ補正はCCD切り出し式。レンズは光学10倍ズームで、35mm判換算での焦点距離は48.9~489mm(動画時)、36.7~367mm(静止画時)。明るさはF1.8。
2003年春発売の前モデル「VL-Z7」、「VL-Z5」に引き続き、2.5型の「システム液晶モニター」を搭載。本体部とグリップがそれぞれ回転する「ラク撮りグリップ」も前モデルから継承している。ラク撮りグリップの回転角度は、VL-Z7の225度から240度に広がった。
システム液晶には、光の透過しない画素領域に反射電極を形成した「高透過アドバンストシステム液晶」を新たに採用。屋外での輝度がさらにアップし、視認性が大幅に向上したという。夏の陽光下に近い100,000ルクスの状況で、透過型液晶を採用した従来機種「VL-DD10」の500cd/m2から、高透過アドバンストシステム液晶では630cd/m2相当の輝度になるという。 また、新機能として「ワイドモード」による撮影が可能になった。4:3サイズの上下をマスキングしていた従来機でのワイド再生映像と異なり、新開発の16:9サイズCCD取り出し方式による高精細ワイド画質を実現したという。垂直解像度は従来機より約50本多く、100万画素CCDクラスのビデオカメラとしては「最高レベルのワイド画質」としている。 さらに、映像の暗い部分を明るく補正し、色を健康的な色合いにするという「ファインピクチャー」を新搭載。加えて、アクセサリーシュー用の「スプレッドLEDライト」が付属するようになった。スプレッドLEDライトは3灯式の拡散タイプで、光量が不足する暗いシーンでもキレイに撮影できるという。 液晶モニター使用時の連続使用時間は約120分。バッテリを本体に装着したまま充電できる。本体にSDメモリーカード/MMCスロットを装備し、静止画撮影にも対応。 さらに、DV入出力、S映像/コンポジット入出力(専用端子)、ステレオ音声の入出力(専用端子)、ヘッドフォン、内蔵マイク、USB端子などを装備している。内蔵マイクはステレオ仕様。バッテリパック、パソコンソフトなどは製品に付属する。
■ VL-Z300
CCDを1/4型68万画素にした下位モデル。カラーリングは、パールホワイト(-W)、モーブピンク(-P)、モーブブルー(-A)、リフレックスシルバー(-S)を選択できる。レンズは光学10倍ズームで、35mm判換算の焦点距離は48.8~488mm。 CCD以外のVL-Z900との違いは、ワイドモード、ファインピクチャー、静止画撮影、スプレッドLEDライト、SDメモリーカードスロットが省かれていること。連続使用時間は、液晶モニター使用時で約125分となっている。 また、Z900が装備するUSB端子、ヘッドフォン端子が省略され、マイクもモノラルに簡略化されている。外形寸法は73×101×82mm(幅×奥行き×高さ)、重量は455g。
□シャープのホームページ (2004年1月20日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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