ソニー、QUALIAブランドの真鍮削り出しMDプレーヤー －オプションでプレート変更や名入れサービスも

Q017-MD1

4月24日発売 標準価格 ： 189,000円 連絡先 ： QUALIAコールカウンター Tel.0570-09-0099 Tel.0466-38-4920

　ソニーは、QUALIA(クオリア)ブランドのポータブルMDプレーヤー「Q017-MD1」を4月24日より受注する。クオリアナンバーは017。価格は189,000円となっている。

　Q017-MD1は、「持つ喜び」を感じさせるという高級MDプレーヤー。ソニーのモノづくり復権をかけた少量少品種ブランド「QUALIA」の新製品で、QUALIA東京、QUALIA大阪で直販する。納期は最短で5月中旬頃と見られる。生産台数は月15台。ベースモデルは2002年11月発売の「MZ-E10」。

　パッケージにはリモコン、ヘッドフォン、ACアダプタ、充電スタンド、ヘッドフォンアダプタ、リモコン用ネックチェーン、専用ケース、クリーニングクロスなどを同梱する。

　オーダーメイドのオプションサービスとして、本体カバープレートの変更(ゴールドプレートまたはシルバープレート)、名入れ(スタンダードまたはフルカスタム)を選択できる。オプションの概要と価格は次の通り。

ゴールドプレート	シルバープレート

　真鍮から削り出した本体を採用し、継ぎ目や隙間、ネジ類などを隠した高精度加工や、パラジウムメッキを施した。S字曲線を採用するなど「オブジェのような美しい外観を実現した」としている。

　最大外形寸法は91.4×79×15.3(幅×奥行き×高さ)、重量は244g(電池含む)。MZ-E10より189g重い。

　また、OPENレバーを軽く押し下げると本体が開く、独自の機構を搭載。さらに、外観を損なわないため、集中コントロールキーを採用した。

密閉ダイナミック型のヘッドフォンは新規にデザインしたもので、ハウジングはアルミから削り出している。「余分な反響を低減し、粒立ちの良い高音と豊かな重低音を実現する」という。シリコン製イヤーピースが付属。ドライバーユニットは9mm径で、ヘッドフォンの重量は11g。

　付属のリモコンも真鍮パラジウムメッキを施した専用品。カナ漢字表示に対応する。ヘッドフォン、リモコンともに単品販売は行なわない。

　また、ヘッドフォンアンプには独自の「HDデジタルアンプ」を採用した。デジタル信号で増幅した後、最後にアナログ信号に変換する。同社では特徴として「解像度の高い音質」、「低いノイズレベル」、「伸びのあるしなやかな音」を挙げている。

ヘッドフォン	リモコン

　そのほかの仕様はMZ-E10を踏襲する。MDLPの再生に対応し、音程を変えずに再生速度を変化できる「DPC(デジタルピッチコントロール)」を搭載。音飛びガード「G-PROTECTION」も利用できる。電池持続時間はSPステレオモードで約21時間、LP2で約27時間、LP4で約33時間。

(2004年4月21日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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