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パイオニア、2004年3月期は増収増益を達成
-DVDレコーダが好調、家庭用プラズマディスプレイは減収に


4月27日発表

 パイオニア株式会社は27日、2004年3月期の連結決算を発表した。売上高7,008億8,500万円(前年度比103.5%)、営業利益437億1,900万円(同142.1%)、税引前利益418億4,800万円(同149%)、当期純利益248億3,800万円(同154.5%)となり、増収増益を達成した。

 2005年3月期は、営業収入8,000億円、営業利益500億円、税引前利益480億円、当期純利益250億円を見込んでいる。

 2004年3月期の分野別では、ホームエレクトロニクスが2,814億8,200万円(前年度比101.3%)、カーエレクトロニクスが2,921億8,700万円(同103.9%)、特許関連が118億2,100万円(同93.9%)、その他1,153億9,500万円(同109.3%)。特許関連の減収は、光ディスクに関する特許権が一部地域で期間満了となったため。なお当期より、記録型DVDドライブをホームエレクトロニクスに、業務用プラズマディスプレイをその他に変更している。

 ホームエレクトロニクスの売上高は、国内が前年度比9.2%減収の787億9,800万円。これは、DVDレコーダが好調だったものの、DVDプレーヤー、記録型DVDドライブ、家庭用プラズマディスプレイが減少したため。海外では、各地域の家庭用プラズマディスプレイ、DVDレコーダ、欧州とアジアの記録型DVDドライブが伸張し、DVDプレーヤー、オーディオ製品、北米のCATV端末、欧州のデジタル放送端末が減少した。

 カーエレクトロニクスは、カーナビゲーションシステムが好調だった国内が前年度比115.1%、北米でカーオーディオが減少した海外が同97.2%となった。

 その他の分野では、アジアにおける光ディスク製造装置、中国でのレーザーピックアップ用半導体、各地域の業務用プラズマディスプレイが増加している。国内では業務用カラオケ製品が減少したものの、携帯電話用の有機ELディスプレイが好調だった。

 なお当期純利益には、映像・音楽ソフト事業子会社(旧パイオニアLDC)の売却が計上されている。

□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ニュースリリース(PDF形式)
http://www.pioneer.co.jp/corp/ir/pdf/finance/announce/fr_2004/yearly/release_4q04j.pdf
□関連記事
【2003年10月30日】パイオニア、上半期決算を発表。純利益は前年比で倍増
-国内のDVDレコーダ売上や、特許関連利益が増加
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031030/pioneer.htm
【2003年7月17日】パイオニア、電通にパイオニアLDCを譲渡
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030717/pioneer.htm

(2004年4月28日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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