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ソニー、リアスピーカーをワイヤレス化したシアターシステム3モデル
-DVD音声やSACDマルチを伝送可能


DAV-SR4W

9月21日より順次発売

標準価格:オープンプライス

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 ソニーは、独自のデジタルワイヤレス伝送技術を採用したDVD/SACDシアターシステム3モデルを9月21日より順次発売する。

 DVDビデオのほか、SACDマルチチャンネル再生に対応したシアターシステム。スピーカーの違いなどで3モデルが用意され、全モデルで独自のデジタルワイヤレス光伝送システム「S-DIAT」を採用し、リアスピーカーの配線が不要となっているのが特徴。価格は全てオープンプライスで、発売日/店頭予想価格は以下のとおり。

型番スピーカータイプ発売日店頭予想価格
DAV-SR4Wトールボーイ×4
センター×1
DDTDサブウーファ
9月21日115,000円前後
DAV-SR1Wサテライト×4
センター×1
DDTDサブウーファ
10月10日84,000円前後
DAV-LF1トールボーイ×4
センター×1
DDTDサブウーファ
11月10日300,000円前後

 DAV-SR4W/DAV-SR1W(SRシリーズ)では共通のセンターユニットを採用し、DVDビデオのほかマルチチャンネルSACDの再生に対応。サブウーファは新開発のDDTD(Digital Direct Twin Drive)を採用し、サブウーファ用にフルデジタルアンプ「S-master」を2個搭載する。

 SRシリーズ2モデルの違いはスピーカーユニット。DAV-SR4Wがトールボーイスピーカーを採用、DAV-SR1Wがサテライト型となっており、SR4Wはサラウンドスピーカーにアンプを内蔵、SR1Wでは専用サラウンドアンプが付属する。また、SR4Wでは50kHzまでの高域再生を実現するナノファイントゥイータを備えている。

DAV-SR1W。リアチャンネル用のアンプユニットも付属する DAV-LF1

 「DAV-LF1」は、高音質とインテリア性の両立を目指したというDVD/SACDシアターシステム。音声とテレビ映像のズレを補正するリップシンク機能を搭載。ナノファインツイータを搭載したトールボーイスピーカーを採用する。スピーカーは薄型化し、フラットパネルテレビと組み合わせやすい設計としたという。

発光ユニット(左)と受光ユニット(右)

 全モデル独自のデジタル赤外線ワイヤレス伝送技術「S-DIAT」により、サラウンドスピーカーへのオーディオ伝送をワイヤレスで行なうことができる。サラウンドスピーカー用に音声データを送信する「発光ユニット」と、受信用の「受光ユニット」が同梱される。

 センターユニットにフルデジタルアンプ「S-master」を5.1ch分搭載。S-masterとS-DIATの採用により、ワイヤレス利用時でもスピーカーケーブルを使用した時と同様の音質を実現できるという。サラウンドスピーカーは、スピーカー内蔵のS-masterデジタルアンプ(DAV-SR1Wは専用のサラウンドアンプユニット)を利用する。なお、サラウンドスピーカーは、スピーカーケーブルを接続して利用することはできない。

 SACDマルチチャンネルやDVDビデオの再生に対応し、ドルビーデジタルEXやDTS-ES、ドルビープロロジックII、AACなどのデコードに対応。ソニーピクチャーズエンターテインメントの映画音楽スタジオ「ダビングシアター」の音場特性を再現するという、バーチャル3D技術「デジタルシネマサウンド」も搭載する。FM/AMチューナも内蔵している。


【主な仕様】
DAV-SR4W DAV-SR1W DAV-LF1
再生周波数範囲 2Hz~50kHz(SACD)
音声周波数特性 2Hz~44kHz(SACD)
音声高周波歪み率 0.03%以下(SACD)
ワウ・フラッター 測定限界以下
(±0.001% W PEAK)
入力端子 アナログ音声2系統
光デジタル1系統
コンポジット映像2系統
アナログ音声2系統
光デジタル1系統
出力端子 D2×1系統
S映像1系統
コンポジット映像1系統
光デジタル音声1系統
D2×1系統
S映像1系統
コンポジット映像1系統
最大出力 総合600W
フロント86W×2ch
センター86W
サラウンド86W×2ch
サブウーファ170W
消費電力 75W
外形寸法 約430×385×60mm 約568×120×200mm
重量 約4.7kg 約4.7kg

【フロント/センター/リアスピーカーの主な仕様】
DAV-SR4W DAV-SR1W DAV-LF1
使用ユニット フロント バスレフ方式
2.5cmドーム×1
7cmコーン型×1
バスレフ方式
7cmコーン型×1
密閉型
2.5cmドーム×1
10cmコーン型×1
サラウンド
センター
サブウーファ バスレフ方式
16cmコーン型×2
バスレフ方式
16cmコーン型×2
バスレフ方式
18cmコーン型×1
 インピーダンス
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
フロント 255×255×1,112mm 90×75×221mm 300×300×1,205mm
サラウンド 90×75×224mm
センター 356×76×92mm 356×76×92mm 470×81×170mm
サブウーファ 201×448×368mm 201×448×368mm 241×241×606mm
サラウンドアンプ - 386×85×108mm -
重量 フロント 4.1kg 0.7kg 5.8kg
サラウンド 4.1kg(R)
5.0kg(L)
0.73kg 5.4kg(R)
6.5kg(L)
センター 0.95kg 0.9kg 2.5kg
サブウーファ 9.5kg 9.5kg 14kg
サラウンドアンプ - 3.3kg -

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200408/08-0817/
□関連記事
【2003年9月1日】ソニー、リアスピーカーを無線接続可能なシアターシステム
-ワイヤードで実売10万円前後の低価格モデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030901/sony1.htm
【2002年9月13日】【Sony Dream World 2002レポート その4】
デジタル伝送システム「DIAT」を発表
ワイヤレススピーカーやデジタルアンプの展示も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020913/sony4.htm
【5月14日】パイオニア、無線リアスピーカー採用の5.1chシアターセット
-有線仕様の下位モデルも用意
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040514/pio1.htm
【2003年8月6日】三洋、ワイヤレス接続リアスピーカーを採用したシアターセット
-サブウーファは左右のフロントスピーカーに内蔵
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030806/sanyo4.htm

(2004年8月18日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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