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ダイマジック、有線とCSデジタルラジオでサラウンド放送
-バーチャル5.1ch音声でヒーリングミュージック


9月1日放送開始


 株式会社ダイマジックは26日、独自のバーチャルサラウンド技術「DVX」と「Adaptive Surround」を使ったバーチャルサラウンド番組が、有線ブロードネットワークスの有線放送「USEN440」と、CSデジタルラジオ「SOUND PLANET」で9月1日から放送されると発表した。

 サラウンド放送が行なわれるのはヒーリングミュージック放送のチャンネルで、USEN440で7チャンネル、SOUND PLANETで7チャンネル放送されている。

 いずれの番組もAdaptive Surround技術で2chソースから5.1chのサラウンド音声を生成。その後、DVXによって2chへの仮想音源処理が行なわれているため、従来のチューナや2chスピーカーでバーチャルサラウンドが楽しめる。

 これに先駆けて、有線ブロードネットワークスはダイマジックのハードウェアエンコーダ「EST-PRO」と、ソフトウェアエンコーダ/オーサリングツール「Virtualizer」を導入。実地試験を行なってきた。

EST-PRO Virtualizer

 ダイマジックは同番組について「サラウンド音声で、ヒーリングミュージックに適した広がりのある音場が再生できる」と説明。さらに、「今後も音楽のライブ番組などを中心に、そのほかのチャンネルについても音声のサラウンド化を進めていきたい」とした。

 Adaptive Surroundは、2chソースから5.1chのサラウンド音声を作り出すアルゴリズム。ドルビープロロジックなど、位相差からサラウンドを作り出す従来の技術とは異なり、左右のチャンネルの相関性に随時対応しながらサラウンドを構築するというもの。DVX(DiMAGIC Virtualizer X)は、ステレオダイポール技術を応用した仮想音源処理システム。

DVX技術の図解。音波が複雑に反射しないため、明確な音像が得られるという Adaptive Surroundは2chソースの相関関係からサラウンドデータを作り出す技術


□ダイマジックのホームページ
http://www.dimagic.co.jp/
□有線ブロードネットワークスのホームページ
http://www.usen.com/
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(2004年8月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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