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BD-ROMの必須コーデックにWMVとMPEG-4 AVCが決定


Blu-ray Discインフォーメーションセミナーにソニーが出展した1層(右)/2層(左)BD-ROMメディア

9月1日(現地時間)発表


 Blu-ray Disc Assosiasionは1日(現地時間)、MPEG-4 AVC(H.264)とWindows Media Video 9(VC-1/旧称VC-9)をブルーレイディスクの再生専用パッケージメディア規格「BD-ROM」の必須ビデオコーデックとして採用すると決定した。

 BD-ROMのビデオーデックとしては既にMPEG-2が決定しているが、低ビットレートでも高画質を実現できるコーデックの採用も検討していた。今回MPEG-4 AVCとVC-1が追加されたことで、BD-ROMの再生機器ではMPEG-2とMPEG-4 AVC(H.264)、VC-1(WMV)のサポートが必須となる。

 米HPのOptical Storage Solutions BusinessゼネラルマネージャーのMaureen Weber氏は、「MPEG-4 AVCの採用によりHDパッケージメディアにおいて、コンテンツ所有者に機能の向上と柔軟性を提供できる」とコメント。VC-1についても「コーデック追加によりブルーレイディスクフォーマットがより魅力的なものになる。コンテンツプロバイダにニーズに合ったコーデックの選択肢を与えることができる」と述べている。

BDのロードマップ

 MicrosoftのAmir Majidimehr Windows Digital Media部門担当副社長は、「消費者にPCと家電の融合した次世代の高品位ビデオ/オーディオ体験を提供すべく、ブルーレイディスクを含む各標準化団体に働きかけてきた。VC-1はWMV9をベースにしたSMPTE標準規格としてハイディフィニション(HD)対応の光ディスクのキーコンポーネントとして提案してきた。ブルーレイディスクが必須コーデックに選択したことに大変嬉しく思う」とコメントしている。

 BD-ROMについては、物理フォーマットの仕様策定は終了しているが、論理フォーマットの策定は終わっておらず、「アドバンスドコーデックやネットワーク対応などの議論を進めながら2004年度末にVer.0.9を策定、Ver.1.0のリリースは2005年を目指す」としていた。なお、東芝やNECが提案する次世代DVD規格「HD DVD」のROM規格についてもMPEG-2とMPEG-4 AVC/WMVの採用が決定している。

□Blu-ray Disc Associationのホームページ
http://www.blu-raydisc-official.org
□Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/sep04/09-01BluRayDiscPR.asp
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(2004年9月2日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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